ドッキリ系歌い手、今日も頑張ります 【歌い手】

＊メールドッキリ＊ ページ3

女の子ならではのドッキリが仕掛けられることに気付いた。ということで早速お手伝い…所謂仕掛け人になってくれるまーしぃに頼みました。

私はロック画面を付けっぱなしでトイレか飲み物を取りに携帯を離します。まーしぃにはメールで2人でなにかした事について送ってもらいます。そしたら通知にはメッセージでるやろ？そこの反応を…見る！！！！

まーしぃに頼むのはちょっと気が引けるしなんの内容送られるかもよう分からんから怖いねんけどしゃあない！！！

さっそくまふくんへ！！


｢…まふくん、ごめん！トイレ借りるで？｣

｢う、うん！｣


白いソファーの右端に座るまふくんと左端に座る私。私はそのまま席を立った。

まふまふくん、女の子って分かってから何だかちょっと素っ気ないんです。浦島坂田船組なんも変わらんけど他がちょっと意識してるよなぁ〜別にいいんやけどなぁ〜。

ﾃﾘﾝ！

まふくんがピクンと身体を震わせた。反射的に音のなる方を見るとまーしぃからのメール…内容分からんけど。

普通にトイレに行って帰ってくるとムスッとした顔で携帯を弄っていた。顔に出るなぁ…。

私もふと内容に目をやった……ちょ、おい！！！



shima
『昨日は激しかったなwwwww』
shima
『またその声、俺に聞かせてなぁ？』




ふっっっざけんなぁふおおおおおい？！携帯落としそうになったわおおおおおい！！！してないから！！！一切そういう関係ないです！！！


｢…ねぇ｣

｢ひゃいっ？！｣


必死にメールに目を通しているとまふくんに声をかけられた。振り向くとじぃっと睨むような瞳で私の事を見た。声のトーンは変わんないのに。


｢…志麻くんと、何やったの？｣

｢へ…？｣

｢……んー、例えばさ｣


白いソファーの上で座る私にこてんと寄り添う。銀髪がサラリと肩にかかった。顔がもう見れない。


｢こういう事とか？｣

｢…してない｣

｢……じゃあ、もっとしたの？｣

｢は？｣


まふまふまふまふ様怒ってらっしゃいますますます。いや怒ってるのかすらよく分からんけど…。萌え袖の手でトンと私の肩を押して白いソファーに私をぼすんと倒す。

ペロリ、と舌なめずり。

＊続→←＊続

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