いわもとくんのお気に入り【黄】 (ページ18)

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ひーくんからのメモの内容が信じられなさすぎて、頭で理解するのに時間がかかった。

そうなればせっかく当選して来たライブなのに全然集中することも出来なくて、ライブ終わりまで、いや、ライブが終わったあともなおぽかんと口を開けた状態である。

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『岩本照のとこ行かないの？』

「…い、行くよ。行くけど、」

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ライブ中の私とひーくんのやりとりを一部始終見ていたレイが早く外出ようよ、と催促してくるが私の足は全く動こうとしない。

いや、だって、ひーくんの楽屋に行くってことはSnowManの楽屋に行くってことでしょ？

ってことは私の推しのふっかもいるわけで…

どうしよう！？
シャワーを浴びて上裸のふっかと遭遇したら。

私平常心でいられるかな！？

絶対いられないよね！？
興奮しすぎて鼻血出しちゃうよね！？

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『早く行こ。ぜったい岩本照待ってるよ』

「う、うん」

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誘ってくれたのはひーくんだけど、素のふっかと会えるって思ったらやっぱり興奮が収まらない。

ひーくんには悪いけど、私はふっかの素を味わわせていただきます。なんて変なことを考えながら、

SnowMan様と書かれた紙が貼ってある扉をノックした。

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