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ふっかの部屋は
なんか、もっと、ごちゃーっとしてるのかなって思ってたけど
意外にも綺麗に整っている。
強いて言うなら
乾いた洗濯物だけが
ソファに放り投げられてるだけで。
これといって特に汚いという感じではなかった。
．
目黒「俺ふっかさんの引っ越したあとの家初めて」
深澤「そりゃあねぇ。まだ引っ越して1週間ですもの。笑」
．
誰も来たことねぇよ。笑
と、笑いながらキッチンに立つふっか。
適当に座ってていいよ、なんて言うふっかだけど
なんかちょっと恐れ多いと思ってしまう。
だって知り合って1週間しか経ってないのに
ご飯誘ってくれて
しかもお店に行ったら推しに会えて
終いにはふっかの部屋だよ？
やばくない？
以外の言葉が見つからないし
全然落ち着かない。
．
目黒「Aちゃん座らないんすか？」
「あ、ううん、座るけど…」
．
どこ座ったらいいかわからない
と思ってるのがめめに伝わったのか
．
目黒「ふっかさん優しいからどこ座っても怒んないっすよ。笑」
．
へらりと笑うめめ。
………心臓ギュイーンいかれた。
スマホではいつも見てるめめの笑顔だけど
リアルはまーじでやばい。
これ落ちない人いないでしょ？
．
目黒「…じゃあ、ここ、座ります？」
．
どこ座っても怒らないよって言ってくれたにもかかわらず、
いまだに立ったままの私を見て
気をつかってくれたのか
少し上目遣いで自分の横を指差すめめ。
．
………かわいすぎか、
＊＊
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作者名：陽梨
| 作成日時：2020年8月2日 1時
