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＊＊
カフェを出た後にやって来たのは
ショッピングモール。
これまた人が多いところに来たなぁ、
と私は若干焦りがあるけど
当の本人は何も気にしていないようで。
．
目黒「ね、これどう？」
「すごい似合ってます！」
目黒「……」
．
どう？って聞かれたから
素直に感想を言った。
ただ、それだけなのに
どこか不服そうなめめ。
．
「だめ、でした…？」
目黒「そうじゃなくて、」
．
何かを言いたそうに口篭る。
なんか照れてる？
顔が赤いような…
．
目黒「…いつまで敬語使うの？」
「え…？」
目黒「そろそろやめてよ」
「えと、じゃあ…やめるね？」
目黒「…うん。あと、」
．
��Aって呼んでもいい？��
いつもより小さな声でそう言ったかと思えば、
かぁぁっと更に顔を赤らめるから
私まで恥ずかしくなってくる。
．
目黒「…だめ、？」
「全然だめじゃ、ない、です…」
目黒「んふ、よかった。俺のことも蓮でいいから」
「れん、くん…」
．
くん付けなんてしなくていいのに。笑
と目元をくしゃくしゃにして笑うめめ。
その姿を目に収めたいのに
今は、ちょっと、無理みたい。
顔から火がでそうなほど熱くて
恥ずかしい。
＊＊
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作者名：陽梨
| 作成日時：2020年8月2日 1時
