淡い期待 ページ37
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静かに流れる涙を手で拭う
テレビの音だけが聞こえるこの部屋は、
重い雰囲気が漂っていた
これも全て私が作ったのだけれども
テレビから聞こえる笑い声……
この時だけはまるで私を嘲笑っている様に聞こえた
この場所にはあまり、長居したくない
自分勝手だよね……ほんと
後で思いっきり、好きなだけ笑ってくれ
『一郎さん。さっきはこんなこと言ってあれだけど、全部忘れてほしい……ゴメンなさい。』
目を合わせることは私には出来ない
言い逃げになってしまうが仕方ないのだ
これ以上、無様な姿を晒してしまうのが怖い……
静かに立ち上がりリビングから……いや、一郎さんの前から立ち去る
これでいい___
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でも、そうすることは出来なかった
彼の言葉で、自然と足が止まる
淡い期待なのかもしれない
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一「なあ。返事させてくれねぇか?」
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よる - リアルかぁ…リアルなぁ…リアルは大変だよね…私もこれ使うの?!って言うお勉強してて辛いですよ…でもでも!リアルは大切だから頑張れです! (2019年7月11日 0時) (レス) id: 0e862b92d3 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 大変ですね…!リアル優先です!休むところはちゃんと休んでください!また更新されるの楽しみに待ってます! (2019年4月17日 20時) (レス) id: d9d30c6415 (このIDを非表示/違反報告)
雪奈(プロフ) - ももえさん» ありがとうございます!ぼちぼちになりますが更新していけたら良いなと思います。面白いと言って下さり嬉しいです(*'▽'*)♪これからも応援の程、よろしくお願い致しますm(_ _)m (2019年3月16日 17時) (レス) id: d825d3b6cf (このIDを非表示/違反報告)
ももえ - とても面白いです!更新楽しみにしています! (2019年3月16日 15時) (レス) id: e2a587358a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2019年2月7日 3時