【ヒプマイ】私って運がいいのか悪いのか【山田一郎】

私と左馬刻の関係 ページ17

三人が私の事を見つめる？


ほとんどの人は "嬉しい" "ヤバい"でパニくると思う


だが場合によってはこんなにも気まずく
恐ろしいものなんだと感じるんだね……


一郎さんや二郎くん、三郎くんには"今"お世話になっている


だから本当のことを話したい


でももし、私が左馬刻と幼馴染で小さい頃から交流があったと知ったら……


まあ少なからず左馬刻が私と一郎さん達の関係を知ったら大変な事が起きるのは目に見えてる


一郎さんは心優しいから何も言わない…かな？


「あの！皆さんには全部話します
だからその〜怒らないでというか、、なんというか……」


一「なんもいわねぇよ。元はと言えば俺が内容を盗み聞きしたのが原因だからな」


お〜神様…


「じゃあ、話します……」


みんなして私の話に耳を傾けた
＿＿＿

左馬刻は小さい時からお兄ちゃん見たく
接してくれた


私がまだ幼い頃、母は病死。
父は事故で……

祖母が私を育てくれた。

だけど両親が居ないのは幼い私にとって悲しく
辛いものだった……


気づけばあまり笑わなくなり
喋ることもなくなった


でも、小さい時から一緒にいた左馬刻が
私を変えてくれた


一緒に遊んでくれたり笑いかけてくれたり……


それが嬉しくて時に励みになる


…でも今度は左馬刻自身が私を遠ざけて行った


左馬刻の家庭は複雑で……
私よりもずっと辛いものだった……


そして長い間、顔も見ず連絡すらも取れない日々が続く…


あれから数年
私が高校生を卒業する時期、左馬刻から久しぶりに連絡きた


それは今までのお詫びの内容、、


そして何回か連絡をとる内に昔みたいな
仲に戻った……

＿＿＿＿


「みたいな感じかな？最近左馬刻は私の事を気遣ってあまり連絡して来ないけど……やっぱりヤクザと縁があるのを知られたら世間はいい目で見ないからね……」


まあ〜ある程度話したけど……
左馬刻に怒られないよね……


二、三「………」

一「……」


え、、何か喋って……気まずい、、です……


沈黙が数分続いた時、一郎さんが口を開いた


一「わりぃ。まさかそんな関係だったとは…
てっきりアイツのことだから脅されてるんじゃないかと思ってな……」


「あ〜……」


左馬刻って当たり方強いからな…
職業柄そうなのかもしれないけど……


「でもとても優しいですよ。お兄ちゃんみたいで……」


待って……これ以上左馬刻の肩を持つことはやめよう……


なんかヤバい気がする


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