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目を奪われる[一郎side] ページ11

一郎side



食器の片付けをしたりなどやる事は終わった


少し暇を持て余していた為
ソファに座りラノベを読んでいた


うぅ〜スゲーいい話だな


と余韻に浸っていると、となりからワーワーと
声が聞こえる


またか……なんて思いながらも確認する


「はぁ」


と誰にも聞こえないであろう小さな声で呟く


予感は的中した
いつもあれ程仲良くしろって言ってるのによ…


昔、荒れていた俺が言っても信用性は無いかもしれないが、さすがに同じ血が流れている兄弟
同士、いがみ合っても何も生まれない……


いや、待てよ……


俺がいつも止めているから悪いのでは


たまには自分が悪かったと自覚し自ら謝る事も
大切な気がする……


よし、放置だ

そして様子を見よう


なんて自分で考え納得し、またラノベに目を移す


そして真剣にラノベを読んでいると
今までにはなかった柔らかく少し控えめな声が聞こえた


「お風呂から上がりました。凄く気持ちよかったです」


俺は声がする方に目を向けた

髪の毛はまだ濡れており色っぽく
頬が赤く色づいていた
少し距離があるのにもかかわらずいい匂いが広がる

自前の服も可愛らしく全てに目が行ってしまう


ヤバい、ここは冷静に…いつも通り……


俺は自分に言い聞かせた



一「お、上がったか。ちょっとこっち来い」


弟達に昔やっていたようにAを足の間に座らせた


Aの首に掛けていたタオルを借りて
髪の毛を優しく撫で下ろす様に拭く


同じシャンプーを使っているというのに
こんなにも違うものなのか……


と、Aをみて実感した


一「ちゃんと乾かさないと、風邪ひくぞ」


そう言ったが本当は
髪すげーキレイだな〜なんて思っていた

「はい。ありがとう…ございます」
と照れた感じでお礼を言われる


なんかグッとくるな……

これ以上はこっちが危ない


ふと思考を戻すと二郎と三郎が静かだった


仲直りしたのか…なんて思っていると
どうやら二人の目はAに釘付けらしい


まぁ〜普通に考えて女性の風呂上がりの姿なんて見ねぇもんな


惚れるのも分かるぜっ……


Aのあの姿は弟達のケンカを止めるほどの威力があるのか……


後で、写真撮りてぇ


俺の宝物にする((変態だなっ


___


__二郎と三郎がこの時何を思っていたのか…
それは本人達しか分からない……

これ以上は……→←は、恥ずかしい…



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よる - リアルかぁ…リアルなぁ…リアルは大変だよね…私もこれ使うの?!って言うお勉強してて辛いですよ…でもでも!リアルは大切だから頑張れです! (2019年7月11日 0時) (レス) id: 0e862b92d3 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 大変ですね…!リアル優先です!休むところはちゃんと休んでください!また更新されるの楽しみに待ってます! (2019年4月17日 20時) (レス) id: d9d30c6415 (このIDを非表示/違反報告)
雪奈(プロフ) - ももえさん» ありがとうございます!ぼちぼちになりますが更新していけたら良いなと思います。面白いと言って下さり嬉しいです(*'▽'*)♪これからも応援の程、よろしくお願い致しますm(_ _)m (2019年3月16日 17時) (レス) id: d825d3b6cf (このIDを非表示/違反報告)
ももえ - とても面白いです!更新楽しみにしています! (2019年3月16日 15時) (レス) id: e2a587358a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2019年2月7日 3時

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