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『なんで、なんでいるの』
って泣きながら言う私に
『迎えに来た』
って言って真っ直ぐな瞳で私を見つめる北山さん
『今さら遅いよ、私は藤ヶ谷さんとっ…』
そう言いかけた私の言葉を北山さんは唇で塞いだ
唇が離れたら
『ずっと会いたかった』
って。
ずるいよね、ほんと
そんなこと言われたら思い出しちゃうじゃん
涙が止まらない私を抱きしめる北山さん
ふわっと懐かしい香りに包まれて
もっと涙がでてきちゃう私
『もうぜってえ離さねぇ』
抱きしめる力が強くなって
自然と私も北山さんの背中に手をまわした
どれぐらい経ったんだろう
北山さんの温もりに包まれてて
これって現実なのかなぁなんて思ってると
ゆっくり抱きしめる手を緩めて
離された体
『待たせてごめん、たくさん泣かせてごめん』
弱気に何度も謝る北山さんがらしくなくて
ふるふると首を横に振ることしかできない私
『絶対幸せにする、
俺と付き合ってください』
夢みたいで
ただただ涙を流すことしかできない私に
『もう泣くなよ…、お前の笑顔が見たい』
って雑に私の涙を拭ってくれる
私がとびっきりの笑顔を北山さんに向けると
すぐにキスの嵐が降ってきた
私って本当にバカ
あんなにつらい思いしたのに
それでも北山さんじゃないとダメなの
北山さんじゃないと満たされないこの心と
今まで空いていた時間を埋めるように
何度も何度もキスをした
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作者名:むぅ | 作成日時:2018年6月28日 22時