変化 ページ35
ASide
合宿二日目、
日向くんにある変化が。
日向 「影山」
影山 「あ?」
日向 「俺、ギュン、の方の速攻で目瞑んの、
やめる」
音駒高校のリエーフくんに
神業速攻を止められたことを引き金に、
日向くんは
変わろうとした。
・・・
休憩中、菅原先輩が険悪な雰囲気の
日向君と影山くんを外へ連れて行った。
あたしはその話を影に隠れてこっそり聞く。
・・・
日向 「空中での最後の一瞬まで、
自分で戦いたい」
影山 「・・・あの速攻は、お前の最大の武器だ。
そんであの速攻にとって
『ほんの少しのズレ』は、
『致命的なズレ』になる。
あの速攻に、お前の意志は必要ない」
・・・
ASide
A (お前の意志は必要ない、ね・・・)
烏養 「確かにな」
A 「あ、コーチ。盗み聞きですか?」
烏養 「おめーもだろ。
・・・まぁ確かに俺もそう思う。
あの変人速攻は一瞬勝負。
それで目を開いたとして、
どうこう出来るとは思えない」
A 「そうでしょうか」
烏養 「え?」
A 「もしできたら?」
烏養 「・・・」
A 「神業的なセットアップからの速攻。
それを日向くんが空中でさばけたら?
コースを打ち分けたりブロックアウトを狙えたら?」
烏養 「高瀬・・・」
A 「・・・わくわくしますね!」
そう、ワクワクする。
それはあたしも、
このチームを見て
ずっと思っていたことだったから。
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作者名:Rin | 作成日時:2019年9月24日 19時