嫌われ者になってしまった (ページ6)

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『ご馳走様でした』

私は朝ご飯を食べ終わった

よし、早く行こう

「アーヴィング、ちょっと食べ終わるの遅くなかった？」

『ああ、食欲がなくてね』

そんな会話を学園の廊下で言う

今日はなんか人が通っても
何も言われないな～

リーチ兄弟がいるからか

「僕がアーヴィングと同じクラスでよかったです」

『ﾊﾊﾊ、僕もよかったよ』

そう、僕はジェイドと同じ2年E組なのだ

「オレもそっちがよかったー」

「ﾌﾌﾌ」

『…フロイドの教室あっちだよ？』

「オレもそっち行く」

『…いやいやいやいやダメでしょ早く教室行きな、今日ちょっと遅いから』

「アーヴィングのせいでしょー」

『あはは、ごめんね』

「ほらフロイド、教室に行ってください」
「ちぇーつまんねえの、じゃあね～アーヴィング♡」

『じゃなー』

そう言ってフロイドとは教室で別れた

…自分の教室なのに入るの変に緊張する

「…アーヴィング？どうしたんですか？」

『あはは、ちょっと緊張しちゃって…』

今は騒がしいが僕が入ったら静かになる…そう考えると寮に戻りたくなる

「大丈夫ですよ。ほら、僕の手を握ってください」ｽｯ

今日は僕が朝泣いていたからなのか、とても気を遣ってくれている気がする

『…ありがとう』

ｷﾞｭ

ジェイドの手は僕より少し体温が低いように感じる

けど温もりを感じた

手を握ってそのまま教室に入る

そうすると喋り声が止み、教室にいた人達が一斉に僕達を見た

でもジェイドはそんなことは気にしていないのか、僕の手を引いて席に座った

それから少し経つとコソコソと喋る声が聞こえてきた

「見ろ…アーヴィングだ……まだ学校来てたんだな……」ｺｿｺｿ

「監督生にあんな事しておいて平気な顔してるのがムカつくぜ」ｺｿｺｿ

好き勝手言いやがって、殺されてえのか

そんな事を現実で言えたらどんなにいい事だろうか

でも僕にはそんなに力はない

そんな事を思いながら自分のステッキを見ると、

石が3分の1くらい黒くなってた

『ﾋｮｪ』

びっくりしすぎて変な声が出てしまった

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びーのえるではありません、絶対ですはい

まだ何の噂でいじめられているか分かりませんが、後に言います♡