5 ページ6
gr side
gr 「なるほど。」
俺はトン氏から事情を聞いた。
tn「どないします？」
gr 「まずはソイツのことを調べなければいけない
な」
ロボロにでも頼んでおくか。
gr 「見つけたら、とりあえずは捕まえてこい。上で
聞いてるゾムも、いいか？」
zm「…バレたかぁ」
ゾムは上のダクトからスタッと降りてきた。
tn「そんな気配出しとったから、バレたんとちゃう
？」
zm「うーん。次から気を付けるわ」
とはいえ今の気配だって常人にはわからないはずだ。やはり只者ではない。
tn「……グルさん？」
gr 「なんだトン氏？」
tn「お前ワクワクしとるやろ。」
gr 「当たり前だ！」
もしかしたらゾムより強いかもしれないんだゾ！
そんな奴是非とも手の内に入れておきたい！！
tn「あのなぁ、敵の可能性のほうが高いんやぞお
前！もしソイツが暗殺者か観光客やったらどう
すんねん！」
gr 「こっちに来てもらう」
tn「わがまま言うな！…そういえば」
トントンの顔が急に黒い笑顔に変わる。
マズいゾ。非常にマズい。いつのまにかゾムも居なくなっている。ゾムこの野郎。あとで覚えとけよ。
tn「グルさん。今その机にあるやつ、〆切いつまで
だったか覚えとる？」
gr 「イヤー、気のせいじゃないっすかねー。
〆切明日までですよきっと」
tn「気のせいじゃないんだよなぁ。先週やぞお前！
…今日おやつ無しな」
なんてやつだ！鬼か！
gr 「そ、そんな殺生な！」
tn「喧しいわ！！」
トントンとそんなことを言い合っているとインカムに通話が入ってきた。
ht〈二人とも何してるの？もう朝食できてるんだけ
ど〉
もうそんな時間か。助かった。
tn「すまん。今行くわ。グルさん行くぞ」
gr 「おう」
この話は食堂で皆にするとしよう。
俺はそんなことを考えながら食堂へ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れぴ | 作成日時：2019年8月28日 0時
