ヤンデレな彼らに追われて…【短編集】

・ ページ8

そして翌日のこと


「先生〜」

「Aちゃんとお母さんですね」

「はい、Aの母です」

「じゃあAちゃんは１回診察室の外で待っててくれないかい？」

「はーい」


寂雷とAの母が診察室の中に入ったのを見送るとAは診察室の外にある椅子に腰を掛けた


＊＊＊＊＊＊


そして、あれから30分。
一向に診察室から出て来ない2人に疑問を抱きAは診察室のドアに耳を当て話を聞いてみる


「〜〜ですので…」

「で、でも…Aにはまだ…」

「あまり…聞こえない」


するとドアが開いた


「もう！遅いよ！」

「ごめんね、あ！そうそうA、貴方しばらく先生の家にホームステイしてみない？」

「え？なんで？」

「それはね、Aちゃんがこれから大人になっていくために考えた方法なんだよ」

「そうよ、なんだって神宮寺寂雷先生が言うんだものまちがいないわ！」


まだ中学生になったばかりの子供がもう先の事なんて考えるの？とAは疑問を抱くばかりだった。


「で、でも…先生が家言うなら…やってみる」

「そうかい、三日後までに準備して来るといい」

「はい…」

・→←先生の言う通り 〜神宮寺寂雷〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す