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彼が出てって数時間が経ち再び彼は料理と共に戻ってきた。
「ほら、飯持ってきてやったぞ」
「あ…どうも」
私はお礼を言いお盆に乗っていたスプーンを手に取りご飯を食べ始めると彼は失笑しながら言った。
「お前って昔から警戒心ねぇーよな?」
私はその言葉に疑問を抱いた
「どこかで…会いましたか?」
私の言葉に不快な点があったのか彼は顔を曇らせた
「覚えてねぇーのかよ…」
「え?」
ポカンっといていた私を見て彼はニヤリと笑った
「あぁ…そうか…そー言えば言ってねぇよな…俺の名前、俺は碧棺左馬刻」
"碧棺左馬刻"
聞いた瞬間鳥肌が立った
彼とは小学校時代の同級生で私とよく遊んでいた男の子…
「さ、左馬刻…くん?」
「やっと思い出したか」
そうだ、小さい頃左馬刻くんの家の事情が複雑だった為クラスの子たちは彼を避けていた、親にも余り関わるなと言われたが当時の私ではその意味を理解出来ずよく休み時間や放課後一緒に遊んでいた
「見つけるのに苦労したんだぜ?お前が転校した後教師に聞いて転校先を教えてくれなかったしなァ…」
彼、いや左馬刻くんは愛おしそうに私を見つめ頭を撫でる…が次の瞬間左馬刻くんの目の色が変わった
「やっと見つけたんだ、やっと…やっとやっと手に入れたんだ!もう離さない逃がさない何処にも行かせねぇ!!」
「きゃっ」
左馬刻くんは私を抱き寄せ耳元で囁いた
「絶対に離さねぇからな…お前は一生オレのモンだ」
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ライム(プロフ) - 好き(*´ω`*) (2022年1月15日 20時) (レス) @page15 id: 195c72809c (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - ウサちゃんの話が好き過ぎてしんどいです、、、 (2020年10月26日 21時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 怖い!!!!(だがそこが良い) (2020年10月12日 19時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ - どのキャラも口調とかつかめていて、良かったし、見ててもうやばかったです。ありがとうございます! (2018年10月18日 1時) (レス) id: b9571b1d0a (このIDを非表示/違反報告)
歯車(プロフ) - 素晴らしい作品すぎてもう最高です…!!!リクエストが可能ならば独歩くんをお願いしたいです…!!! (2018年9月3日 15時) (レス) id: e53af534a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルル | 作者ホームページ:http://Assassination-Classroom
作成日時:2018年8月9日 21時