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「…」


学校は嫌だ、行きたくない。
いっそ消えていなくなりたい。
家に帰るといつもそう思っていた。


ブゥーブゥー


Aは制服のポケットから携帯を取り出した。


「はい」

『あ、A?久しぶりってあ…ちょっと!…やっほ〜俺っちのこと覚えてる?』

「お兄ちゃんに一二三…珍しいね電話なんて」

『ちょっと一二三…ってあ、A?お兄ちゃんだけど…すまん急に電話なんて、受験生なのに』

「ううん、とても嬉しいよ」

『そ、そうか…急に電話した理由何だけど…実は今度連休の日にどっか行かないかって』

「うん…行きたい!」

『ほ、ホントに!?よかったァ…じゃあ、また日時決まったら連絡するね』

「うん」

『一二三も楽しみにしてるって、あ…俺もだから!』

「私もだよ、お兄ちゃん」


そう言って電話を切る。
連休まであと五日…頑張ろ



次の日



学校に着くと机の上にカエルや虫の死骸など置かれていた。


「ひっどぉーい!」

「アハハ!今度はそこがゴミ箱ねぇ〜」

クスクス笑っているのがりほのグループにいる人たちだ。


教室に笑い声だけが響いてる中、1人の女子生徒が叫んだ。


「野坂さん!もうやめてよ!奏姫さん、何も悪くないじゃない!」


そう言うと次々と周りの生徒も言い始めた。


「お前らサイテーだぞ!」

「奏姫さんが何をしたっていうのよ!」


教室に声が響き、その騒ぎに駆けつける他のクラスの生徒達。
りほ達は顔を赤くし教室から出てった。


いなくなってから、クラスの人達がAの机に乗っかっているカエルの死骸などを始末してくれて、最後には謝ってくれた。
Aはクラスの人達が助けてくれた事に対してとても嬉しかった。







「…あんな屈辱、奏姫A…覚えておきなさいよ!!」


明日にはとんでもない事になっているとも知らずに

・→←第三章 〜響く音〜 過去編



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暇人。 - 新しい話楽しみに待ってます! (2018年8月27日 22時) (レス) id: 1a5d6dee1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルル | 作者ホームページ:http://Assassination-Classroom  
作成日時:2018年7月23日 21時

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