182話 ページ33
ユウside
Aちゃんの様子が気になったため、
昼過ぎにエーデュースとグリムを連れてオクタヴィネル寮に来たのだが…
エース｢はぁ！？なんでそんなに懐いてるわけ！？！｣
デュ｢この前の様子とは大違いだな…｣
アズール先輩にべったりで、フロイド先輩やジェイド先輩にもにこにこと笑顔で話し掛けたりしているAちゃんを前に僕達は驚愕する。
フロ｢ちょっとカニちゃん大きな声出さないでくれる？｣
Aが怖がるだろ、とエースに向かって凄むが、こちらからすればその顔の方が恐怖なんですが？？？
『ふろいどくん、おこってる、？』
フロ｢え〜？怒ってねぇケド。それよりこっちのマカロンも美味しいよぉ｣
そう言ってAちゃんが食べやすいように作られたであろう小さなマカロンを口に突っ込む。
アズ｢おい、フロイド喉に詰まったらどうするんだ。｣
フロ｢はぁ？大丈夫だし。ねぇ、Aおいしい？｣
『むぐ…おいひい！けーきってあまいのもこのまころろ？もおいしい！』
ジェ｢ふふ、これはマカロンですよ。Aさん。｣
…なんだこのふわふわ空間は。
一瞬、自分がオクタヴィネル寮に居るのを忘れるくらい平和な世界に衝撃を受ける。
エーデュース達も同じ気持ちなのか目を見開いてAちゃん達を見つめている。
エース｢…おい、あれフロイド先輩だよな？？｣
信じられない、と目を擦りながらエースがこちらを見る。
デュ｢これが噂のイクメンってやつか？？｣
ユウ｢デュースたぶんそれちょっと違うと思う。
…にしても、この変わりようはすごいね｣
フロイド先輩達のAちゃんに向ける優しげな目はもちろん、
こないだはただずっと怯えていたAちゃんも、あんなに楽しそうに笑っている。
まさか変な薬や魔法で…！？
あまりの変わりようにそんなことまで考えてしまう。
アズ｢…ユウさん。顔に出てますよ｣
いつの間にか目の前にいたアズール先輩にチョップされる。
地味に力入れてたぞこの人…。
非力だと思っていたアズール先輩にこんな力があるとは、と叩かれたとこを涙目でさする。
アズ｢別に、特別なことはしてませんよ。
…ただ、Aさんが恐れるモノの根源を一時的に取り除いただけです。｣
僕にはそれぐらいしかしてあげられませんから。
そう小さく零したアズール先輩の目は眼鏡の反射で見えなかった。
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のと(プロフ) - +ちっくさん» どクソ重シリアスが好物なので泣いてくださって嬉しいですヽ(｡･ω･｡)ﾉ私もこのまで読んでくださった+ちっくさんが大好きです！！ (2021年5月12日 22時) (
レス) id: 2cc152cab9 (このIDを非表示/違反報告)
+ちっく(プロフ) - 泣かせんなよおおお！！。゜(´∩ω∩｀)゜。結界師とか懐かしいって思って読んでたのになんだよこれぇぇえうわあああ！好きだあああ！ (2021年5月12日 18時) (レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のと | 作成日時：2021年1月15日 16時
