黄金の風と藤狼の逆行 (ページ6)

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第二の人生Ⅳ／一部ジョルノ目線ページ6

オルクside

あれからジョルノとは交友関係を続け中学入学前にジョルノの夢を聞いた。それは『ギャングスター』を目指すという事。その瞳には決意の光が宿っていた。

オ｢ねえ、ジョルノ...ボクも夢があるんだ、ジョルノと同じくらい大きな夢」
ジョ｢夢？どんな夢」
オ｢それは...この街、いやこの国を正しい平和な国にしたい」

ジョルノは驚いた顔をした。

オ｢政治家が汚職を働いて警官が弱者を守らないのはこの街だけじゃあない、この国の所々同じ様な場所がある、それを変えたい...けど」
ジョ｢正攻法ではいけない...まさか」

何かにハッとなってボクの方を向くジョルノ。気づいたみたいだ。

オ｢その"まさか"だよジョルノ、ボクもギャングスターまでとは言わないけど大きな力を持つギャングになる」

ボクはジョルノの方に向き直った。綺麗な翠の瞳がまっすぐボクを見つめていた。

ジョ｢それじゃあ、2人でその夢歩むのはどうだろう僕は自分の夢をオルクはオルク自身の夢を...形は違くても途中までは一緒に」
オ｢ジョルノ...うん、ありがとう」

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ジョルノside

あの日、オルクに会わなかったら僕の人生は真っ暗だったかもしれない。

ーーオ｢ねえ、何やってるの...その子嫌がってるよ」

いじめられていた時、当時同じ年とは思えない程凛と澄んだ声。

ーーオ｢『ジョルノ・ジョバーナ』っていうのは？」

ジョルノ・ジョバーナ(この名前)を名づけてくれた。
それに僕に与えられた不思議な能力。驚いた事にオルクは全く違うがその不思議な能力を持っていた。

ーオ｢まあ、自分の精神が形になったものって言えばいいかな...それは自分を守ってくれる守護霊みたいな存在だよ」

いろんな事を教えてくれて支えてくれるオルク。
だからこそ僕の夢を彼女に教えた。『ギャングスターになる』という夢を。オルクも僕と同じくらい大きな夢を持っていた。彼女の黄色い瞳は決意に満ちていた。