黄金の風と藤狼の逆行 (ページ4)

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第二の人生Ⅱ ページ4

オルクside

ここはイタリアネアポリス、ボクはごく一般的な家庭に生まれた。スタンドの存在に気づいたのは5歳の時。1人で留守番していた時。

オルク｢...暇だなぁ、やっぱり一緒に行けばよかったかも」

1人自分の部屋でおもちゃで遊んだり絵本を読んだりして時間を潰していると...

コトン

オ｢ん？えっ...なんだろうコレ」

何かが落ちた音がして見てみるとそこにはレコードが落ちていた。

オ｢これって...レコード？」
【それは貴方の物です】

突然声が聞こえ後ろを振り返るとそこにはアイスグリーンのロボットと特撮ヒーローの中間のようなのがそこにいた。もしかして...

オルク｢ハ、ハイエロファントグリーン？」
ハ【はい、その通りです】

ハイエロファントはボクの前にひざまづいた。ハイエロファントグリーンは第3部の花京院典明のスタンド。身体を紐状にする事が出来る遠隔操作型で射程距離は最大100mにも及ぶ。

ハ【そのレコードは貴方の"スタンド"です】
オ｢これが、ボクのスタンド...」
ハ【能力は"目で見たスタンドをコピーする"というもの、今ここにいる僕は最初のスタンドの内の一体です】
オ｢オプションみたいなのか...って内の一体？他にもいるの？」

レコードを見るとそこから一体の新たなスタンドが出てハイエロファントが戻った。出てきたのは帽子を被った少年の様なスタンド。

オ｢ヘブンズ・ドアー！」
へ【はじめましてオルク！これから僕の事たっくさん頼っていいからね！】

ヘブンズ・ドアーは第4部の岸辺露伴のスタンド。人の記憶や体験を本にして読むことができ、命令を書き込む事もでき書かれた命令には絶対に逆らえない。

へ【それから後の一体...僕あんまアイツ好きじゃあない！
生理的？に無理！】

後の一体誰のスタンドなんだろ...ヘブンズ・ドアーがレコードに戻り次に出てきたスタンドは正直驚いた。黄色ではあるけど所々にドクロをあしらっていて猫型の筋肉質な獣人の姿。

オ｢えっ、キ、キラークイーン⁉︎」
キ【...】

あ、あれ？無反応...と思ったら

キ【...】スリスリ
オ｢あ、あれ」

猫の様に擦り寄って来た。恐る恐る頭を撫でると気持ちよさそうに目を細めた。

オ｢これから、よろしくね」

こうしてボクはスタンド使いとなった。