3Q ページ4
A「ただいまー」
ん？
玄関に見慣れない中学の靴がある。いや、
見たことのあるって言った方が正しいかな
リビングに入ると、
？？「よぉ久しぶりやな〜」
A「なんでいるの……吉ちゃん」
家に居たのは今吉翔一だった
吉ちゃんとは私の母親と吉ちゃんの母親が高校時代からのの親友らしい
今吉「ええやないか。おばさんがええっちゅーゆーたから」
A「お母さん…」
母「いいじゃないの。Aは全然友達居ないし、部活がない休みの日だって部屋に閉じこもってばかりじゃない」
ちょっと！なんでそれをよりによって吉ちゃんの前で言っちゃうの…
吉ちゃんの方を見ると
今吉「それはどーゆーこっちゃ」
A「別に吉ちゃんには関係ないでしょ！」
私は自分の部屋に戻った
今吉「A」
吉ちゃんが私の部屋の前で立っている
A「笑いたければ笑えばいいじゃん」
吉ちゃんが座る音がした
今吉「昔からよーワシの後ろに隠れとったな〜なんでワシと同じ中学来なかったんか？こればこんなことにならへんかったやろ」
A「変わりたかった」
今吉「なんやと？」
A「吉ちゃんの陰に隠れてたらいつまでも変われないから。だから吉ちゃんと違う中学に入った。でも……でも……怖くて出来ない……」
私は涙を流してしまった
今吉「他にもなんか隠してることあるやろ」
A「え？」
今吉「ちゃうか？」
吉ちゃんはなんでもお見通しだな
A「うん。あるよ」
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作者名：しおん | 作成日時：2017年11月27日 22時
