L . T U N E H O U S E !! 〈３〉 (ページ46)

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# 漫才 . ページ46

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萩「人使い荒い～…」

「みんな予定あるんだからしょうがないでしょ」

萩「ねー」

「なに？」

萩「いや、違くて！」

いきなり立ち止まって叫ぶもんだから

びっくりして振り返る

萩「おかしいだろ！」

けいごくんの目線は私より上

同じ方に顔を上げる

北「…俺のこと？」

萩「何でいんだよ！！」

北「たまたま会ったから？」

おつかいに駆り出されたデパートに

珍しく外出していた北斗と遭遇

萩「よりによって北斗かよ～」

北「いいじゃん！
僕の外出してるのレア中のレアなんだから」

萩「別に興味ないもん」

北「嘘じゃん、コート被ってるくせに」

萩「たまたまだから！！」

北「双子コーデ？」

萩「やめろって！」

しれっと仲良くなっていた２人

ボケたがりの北斗と

ボケたがりなのに恥ずかしいが勝るけいごくん

北斗の数少ないお友達枠にランクインしてから

バチバチしていたのが嘘のようだ

「私より仲良くなってんじゃん…」

戯れてる２人を無視して

謙ちゃんから預けられたメモを見る

下に行けば行くほど、汚い字が並ぶ

『プロテイン』

どれ買っていいか分かんないよ？諸…

『アイス』

自分で買え。顕嵐！

『ワックス、乳液、洗顔、美容…』

無視でーーす。バカ美勇人

『僕いらない！』

…なら書かなくていいんだよ？怜央くん…

『Aちゃんの好きな物』

謙ちゃーーーーん♡！！！！！！！

メモから目線を外すと、知ってる姿

「はおだ！」

声を掛けようと近寄ると

は「このお店どうかな？」

『見てみたら？』

あれって…

「じゅったん… なんで？」

嬉しそうにはおと手を繋ぐじゅったん

浮気…？いや、まさか…

はおが浮気なんてするわけないじゃん…

あんな、ジェシーくん一筋なのに

萩「Aー、北斗どうにか…」

「けいごくん！しっ！！」

背伸びをしてけいごくんの口に手を当てる

フラフラ寄ってきた北斗と

？？マークが全開のけいごくんを

飾られたオブジェに隠れるように

２人の腕をぎゅっと絡ませて身を潜めた