◇ I'm in love with you everyday 5 ◇ ページ40
「はい、ちょっとー。そこのギャ…あっ、ごめんなさい。薬の採取してると思っちゃって声、掛けちゃった…まじごめん。ほんとごめん」
「まじで空気読んでよ」
「だって、常習犯なんだもん。本当にごめんねAさん」
「俺に謝罪ないの？」
腰を下げて、申し訳なさそうに警官姿の小森さんが去っていく。
小森さんに目をつけられている辺り、相当やってるんだろうな…と先程のやり取りを思い出すと笑いが込み上げてくる。
「ふふっ…だるまさんって、本当色んな人に好かれてますね」
「…………え、そう？まぁ俺、可愛いからなぁ」
「可愛いかは分かりませんけど…疑われてるとしても親しみがあって、見ててほっこりします」
「俺らからしたら困る時もあるんだけどね」
この人は不思議と万人を惹きつける魅力がある。だからこそ、GOD FAMILYに与する構成員は彼と肩を並べ、街を歩けば色んな人に声を掛けられる。その人が警察でも他愛の無い会話して、普通にしている。…ほんと、すごい人だ。
話を聞くだけで、此方の気持ちを明るくさせる天才だ。
「最初にチーム作った時はもう大変よ。アジト即バレしたし、なんならこれからって時にアジト前でローレン達が警察捕まっててさ。俺事情知らんくて、何気なぁく庇ってたらローレンに痛い奴扱いされたもんね！『こんな痛い奴知らねぇよ！』って！」
「ぷっ、あははっ！…あ、すみません。はしたない笑い方を」
カオス過ぎる状況とローレンさんの物真似が面白くて、思わず声を上げて笑ってしまう。だるまさんの話し方が面白くて、つい気が緩んでしまったらしい。
私が声を上げて笑った瞬間、石像のように動かなくなっただるまさん。
…まずい。
元彼にこの笑い方は「女の子ではまず有り得ない」って言われてたのに、つい出てしまった。
「笑った…Aが笑った！え、まって、めっちゃ可愛い…！！待ってやばい、今動悸がやばい…！！まっ…！？まじで可愛すぎん！？しゃ、写真撮っとけば良かったぁ！！」
「…私、そんな笑ってなかったんですか？」
「いつものAって大人っぽいのよ。でも今のはなんか…こう、素って感じがした！何やろな〜、いつもは菫みたいに上品だけど、今のは向日葵みたいに弾けてた！」
…確かに最近、声に出して笑っていなかった気がする。
元彼に影響されて出来るだけお淑やかに笑っていたし、色々あったせいか笑う余裕も無かったのだろう。
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うぱ(プロフ) - 設定とか言葉遣いとかとにかく全部が好きで一気見しちゃいました。特に不穏でこわこわなボスが大好き過ぎて何度もそこを読み返してます。臨場感が凄くて読んでいる時凄くドキドキしました。これからもこりんさんの作品を楽しみにしております。 (12月20日 23時) (
レス) @page14 id: ea61eec359 (このIDを非表示/違反報告)
こりん(プロフ) - ガガさん» コメントありがとうございます。そのように仰って頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます！こちらこそ、作品を読んで頂き誠にありがとうございます。更新頑張って参ります！ (11月10日 19時) (レス) id: 56f635f916 (このIDを非表示/違反報告)
ガガ - とっっても面白いですわくわくして読んでます、続きが本当に楽しみです！！更新を楽しみにお仕事頑張れそうです、素敵なお話ありがとうございます🙏 (11月6日 13時) (レス) @page30 id: cfa21872f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こりん
| 作成日時：2023年10月29日 17時
