失ったのは、君の時間【轟焦凍】

それは大規模な事件だった。

名ヒーローから若手まで召集令状が出されるほど、市民や公共の被害も多かった。

嘲笑う敵、私の足は膝から崩れ落ち、意識が朦朧としてた。

ヒーローとしての立派な死には到底届かないだろう。

ただ、平和の象徴が立ち向かう中、私は崩れ落ちる瓦礫の下にいた。

遠くから、なにか叫ぶ声が聞こえる、逃げて、危ないと聞こえ、目をつぶった私は気づいたら瓦礫が崩れ落ちたところよりも数メートル先に飛ばされていて

『…と、どろき…く』

これほど私は、後悔した日はない。

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｢わりぃ、何も覚えてねえんだ。名前も、何も｣

私が生き残った代わりに、失ったのは君の時間。執筆状態：連載中