王子or後輩

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じゅんside

なんでこの2人が一緒なんだろ。
咄嗟に写真を隠した。
隠さなきゃいけない...そんな気がした。

じゅん「なにしてんすか？？？」

りょうた「いやー、暇だったからさ校舎内ブラブラしてた」

じゅん「2人ってどうゆう関係ですか？」

聞かずにはいられなかった。
そして2人の反応を見て俺は理解した。

じゅん「なるほどー。かんな先輩ももちろん知ってるんですよね？」

れみ「この機会だからさ、かんなが起きたら話そうよ！ね？」

りょうた「いや、橋本にはまだ言わなくていいだろ。じゅん、絶対他の奴にも話すなよ。」

なんで隠すんだろ。お似合いなのに。

りょうた「橋本に知られるようなことあったら知らないからな。」(ﾎﾞｿｯ

そう耳元で俺にしか聞こえないようにりょうたさんは俺に言ってれみ先輩と出て行った。
どうゆうこと。でも、このことを知るとかんな先輩はきっと傷つく。だから、隠さなきゃいけない。

かんな先輩は俺が守らなきゃ…。








それから冬になった今でも俺はかんな先輩にバレないように守ってきた。


あれから、先輩がりょうたさんのことが好きなのがなんかムカッときてたくさん意地悪するようになって今では春ほど仲良くない。むしろ、うざがらている。

でも、先輩の涙を見るよりマシだ。

とにかく、俺はりょうたさんの考えることが全くわからないし。怒りさえ覚える。



あの日から俺はりょうたさんに疑問を持ってる。
だけど、俺は聞けない。...いや、聞きたくない。

俺のりょうたさんへの憧れが崩れ落ちるのが怖かった。
かんな先輩が傷つく気がする。そんな気もしてたから。

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