伍 ページ5
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義「…今日はもう眠ろう。」
そう言って、冨岡さんはお布団に潜り込む。
…けど、どうやら同衾をする訳では無いようで…。
恐らく、私が入る為に空けてくれているであろう、
布団の左側のスペースに、背中を向けて潜り込んでいた。
同衾しない夜なんて、いつぶりだろうか…。
「し、失礼します…。」
私は、冨岡さんに背中を向けてそっと布団に潜り込んだ。
そもそも、男の人と眠ることは、同衾をすることだと思っていた。
( こんな男の人もいるんだな…。 )
同じ布団に入るものの、何もしない。
義「…おやすみ。」
「おやすみなさい…。」
背中を向けたまま、言葉を交わす。
それから間もなくして、冨岡さんからは寝息が聞こえた。
…いや、眠るのはや。
眠ったからか、冨岡さんの背中が私の背中と、少し触れ合う。
冨岡さんの背中から、体温が伝わってきて、そこだけ熱を帯びているようだ。
手を伸ばせば触れる距離にいる。
でも…触れない。
そんな距離が、私の体を求めている訳では無いことがよくわかって、
嬉しくも、もどかしかった。
こんなくすぐったい気持ち、知らない。
こんな温かいお布団で眠ったことがない。
何もかもが初めてで、気持ちがグルグル回る。
明日は冨岡さん、お仕事なのかな？
お料理とか、教えて貰えるんだろうか？
もっともっと…
冨岡さんのこと、知りたいなぁ…。
私はこの人と、生涯を共にするんだ。
今日初めて会ったはずなのに、全く嫌な気持ちはせず、
寧ろこれからの生活に、私はワクワクしていた。
そんな高揚した気持ちを胸に、
泣き疲れてしまったのもあったのか…
私も程なくして、眠ってしまった。
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さき - こちらの冨岡さんが理想の冨岡さんすぎて。何度も読んでます。続きが読みたいです…！ (2021年2月1日 23時) (
レス) id: 1a1bc3817e (このIDを非表示/違反報告)
冨岡義勇が大好きな人 - もう更新されないんですか？更新楽しみに待ってます。いままで見た鬼滅の刃の作品で1番です！ (2020年5月2日 10時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 鬼滅の作品で一番好きです。続き待っています。 (2020年4月27日 6時) (レス) id: 333fde5e7d (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - とても面白いです！！大変だと思いますが更新頑張ってください、楽しみにしています！ (2020年2月2日 21時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - めっちゃ面白いです！！更新楽しみにしてます♪ (2020年1月17日 1時) (レス) id: 4dded7b614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽ。
| 作成日時：2019年12月24日 23時
