浮気の疑惑がコノヤローな件について

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隼「そりゃ女の子が自分のこと好きになってくれるのは嬉しいことだよ」



「(あれ？なんか開き直ってないこの人？)」



ふんっと鼻息を荒くして言い放った隼を見つめる


なんでそんなに偉そうに言えるんだ、、、
やっぱり君はミラクルだ、、、(訳分からん)




隼「だってAも自分のこと好きって言ってくれる男現れたらその人のこと好きじゃなくても多少は嬉しいでしょ？」




「……そりゃ、まぁ」





隼「オレはその感情が人一倍大きいだけ！」




…………やっぱり開き直ってるよね？！

あれあれ？！？！？！？！

さっきまでの反省隼くんはどこに行ったのかな？！？！


またこの作品振り出しに戻らせる気かな？！？！？！



軽くパニック状態の私を見て隼は優しく微笑む







隼「…でも、そんな言い訳はもう辞める」





「……ほ？」



言葉の意味がよく理解出来ないという顔で←

隼を見上げる



……言い訳ってどうゆうことや




隼「そりゃあ、女の子にチヤホヤされるのは嬉しいし、女の子に弱いのはすぐには治せないと思うけど」




隼「たくさんの女の子に好かれるよりもAに嫌われる方がずっっと嫌だからね！」





今日それを心から思い知った！



と満開の笑顔で微笑んだ隼は私の手を握って横にフラフラ揺らしてくる



あっムリ


胸の奥がこれでもかってくらいぎゅうぎゅうして

ドキがムネムネしますね〜

なんて言ってられんくらい苦しい好きが溢れるムリ




「…ほんと、理解するのに時間かかりすぎだしっ」




隼「うん」




そして急に登場する私のツン←




「別れようかなて何回も考えたけどやっぱり好きだから隼のこと手放せなくて、」




隼「…うん」




「でも女の子に優しくない隼も嫌だなって思う私もいて、

………けど私だけ見て欲しいっていう自分もいてもう自分が自分でわけわかんないし、」





隼「...っ」




「私も私で、浮気性の彼氏とか持つキャラじゃないのに、隼の全部が好きだからもう本当にわけわかんなっ」




ひゅっ、と少し風邪が通り抜けて

その瞬間体験したこともないくらいに体が暖かいもので締め付けられた


……息が止まるくらい、苦しく


強く






隼「A」





「...うぅっ」




もうほんとにそんなことされたら

反省しろ！！てもっと怒りまくりたい気持ちがだんだん下がっていく

何よりもさっき隼に言われた言葉が嬉しすぎて




隼「...いちばん、大好き」




甘い香りに目眩がした


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