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隼「今日は1年記念日のお祝いだ!」


「ちほちゃんと帰ろうとしてたのに?」


隼「…後からAの家行くつもりだったもん」


にっこにこしていた隼は私のひとことで急にムスッと唇を前に出して頬を膨らます
表情筋ほんとにフル活用だなおい

あぁ でもそんな顔もかわっ…


「ダメだやっぱかわいいしか出てこない」


隼「えぇ、かっこいいの方がオレ嬉しい!」


「え?そうなの?」



てっきり私がかわいいって愛でまくるからその扱いされることが快感になっていろんな女の子にまるで金魚のフンのようについて行ってしまうようになったのかと



隼「…だいぶ 悪口じゃない?」


「思ったことを言ったまでさ」


隼「(余計ひどい)」


次はでかい肩幅をきゅっと狭めてしょぼん と肩を落とす。


「でもさ、隼、ほんとにちほちゃん良かったの?」


隼「いいよ、いつでもまた一緒に帰れるし」


「……ねぇ、そういうのが嫌なんだって」


隼「だから気持ちはなんもないって!」


「気持ちがなくても好きな人がほかの女と2人きりになるなんて嫌に決まってるってずっと言ってんでしょ!?」


隼「Aだって今日はずっと亜嵐くんにべったりじゃん!!」


「………あぁ」


隼「なんだよ今の間は!?」



亜嵐、の文字が出た瞬間にフイッと隼から視線を逸らしてしまった(条件反射)
隼を嫉妬させるためです☆なんて言ったらそれこそ破局だよ なぁ、佐野



「大丈夫、亜嵐のことなんて好きじゃないし、ほらあれよ 隼でいう、ライクってやつ」



隼「……Aだって人のこと言えないじゃん」



「は?」




目の前には少し目を釣りあげて耳を赤くした隼の姿
隼のグーにした手に、ぎゅっと力が入るのがわかった
あ、これ隼が怒った時の癖やん


隼「オレには女の子と仲良くしないでって言うのに」


「そこまでは言ってないけど」


隼「自分はあのタラシ男にべったりでさ」


「君も十分タラシだからね」


隼「……本当は、オレなんかより 亜嵐くんの方がいいって思ってんじゃないの?」



「ねぇ何言って」



隼「亜嵐くんの方がイケメンだし、どうせAも顔目当てだったんでしょ」



その言葉がやけに今まで保っていたバリアを壊して心臓を貫いたような感覚で

喉がカッと熱くなった



……どうしてそんなこと言うのわけ?なんでそんな
泣きそうな顔してんの?


「……ねぇ、それ本気で言ってる?」


お願い頼むから 嘘だって



隼「………嘘でこんなこと言う?」



言って欲しかったよ

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あみ(プロフ) - この話見てると面白くて思わず笑っちゃいます笑 これからも頑張ってください ! (2019年3月12日 4時) (レス) id: 181f7e4fbf (このIDを非表示/違反報告)
おっお - 面白いです!そして、推しダァァァァ! そしてまた、推しの中務氏キタアアアアア すいません!更新楽しみにしてます (2019年2月24日 9時) (レス) id: 2f79878434 (このIDを非表示/違反報告)
りんす(プロフ) - せとかさん» ありがとうございます頑張ります!(;_;) (2018年10月20日 10時) (レス) id: 46fc352a24 (このIDを非表示/違反報告)
せとか(プロフ) - こーゆーの待ってました!!ほんと面白いです!更新頑張ってください! (2018年10月19日 6時) (レス) id: d5b5fdf331 (このIDを非表示/違反報告)
りんす(プロフ) - クローバーさん» 1日1話更新心がてます笑ありがとうございます!! (2018年10月15日 21時) (レス) id: 46fc352a24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんす | 作成日時:2018年9月27日 17時

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