浮気の疑惑がコノヤローな件について

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「……あんた何してんの」



隼「！」


パッと私の声に目をカッと開かせてびっくりしたように顔を上げた隼の目は少し赤かった。

……泣いた？


隼「あ、や、A待ってて」



「ちほちゃんは？」



隼「……帰ってもらった」



え、帰ってもらった？
あんだけニコニコ微笑みかけててお互いべったりだったやん。


……それだけ気に留めてくれたってことかな。


「そう、喧嘩でもした？」


隼「(フルフル)」



小さく顔を横に2回振る。

ぎゅん！！！！！

え、まって
なに、え、なにこれ
心臓ぎゅん！ってなったよ？？きゅん！通り越して1周してぎゅん！！てなったよ？息止める気か？？

やべぇ鼻の下伸びる(やめろ)



隼「……Aは亜嵐くんが好きなの？」


「ぜんぜっ………………なんで？」


やっべ あっぶね
今即答で「全然好きじゃやいよ？(ｷｭﾙﾝ)」ていいそうになったあぶねぇあぶねぇ




隼「……っ！否定しないんだ！やっぱり亜嵐くんのことすきになったんだ！！」



「(どうしよう何も言えねぇ)」



少し赤かった隼の目にだんだんと涙が溜まっていく
隼のグーにしている手にギュッと力が入ったのがわかった。

あ、やば
これ、隼が怒ってる時の癖やん





隼「なんで亜嵐くんなの？そりゃ亜嵐くんの方がイケメンだし、同じハーフでも全然違うし、夜の方もテクニシャンだけど！！！」



「うん、隼くん、落ち着け？」



隼「オレの方がAのシてる時に！なとこも分かってるし、身長差だってオレの方が丁度いいし、Aの作る少しまずいご飯も美味しそうに食べられるし！！」



「うん、コロそうか？？？？」


なにこいつ今の８割型ディスってなかった？？
え？こんなん言われて嬉しい彼女いる？
てか ご飯まずかったなら先に言っとけ？？？


隼「オレの方がっ、ぜっ、たいっ、、好きなのにー……っうっ、」


「(ぎゅん！！！)」



やばい泣きながら好きはしんどい
何？ヲタ風にいうなら推しが可愛すぎでしんどい的な？？？

かわいいかわいいって
それだけしゃダメなのはんかってるけど



…………分かってるけど？






え、私本当にわかってた？
隼が女好きになったのって

私がずっとかわいいかわいいってあやし続けてきたから……？

前で目を真っ赤っかにして子供みたいに駄々をこねる隼を見つめる。


隼『オレと、付き合ってくだしゃい、！』


顔を真っ赤にしてかんででも気持ちを伝えできてくれた隼をこんな風に変えたのは

私だった？

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