Dear my girl_5 (ページ12)

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_178.成人ページ12

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JK side

ここ最近のAはスマホばかり見ていてつまらない

何見てんのと聞けばソクミンと連絡してたり、事務所と業務連絡だったりで代わり映えもない

なのに、スマホを覗いたら色きらびやかな刺繍？柄？が見えた。

バカな俺でも分かる。あれは日本の伝統衣装だ。

JK『買うの？』

「え、」

JK『着たいとかそういう感じ？』

『まあ、、そうなのかな』

『買いはしないけど。着物高いし』

JK『へえ〜』

そんなもんなのかと、流そうとしたら見せられたスマホの画面

ゼロの数を見てたらまさかの値段でギョッとする。

『こっから専用のインナーに靴と小物も足すから…すごいことになるね』

JK『すげ』

『なーんてね、もっと手頃なものもあるよ』

JK『あ、そ…』

そもそも、長年の付き合いにはなるけどなんでこんなタイミングで見ているのか

今まではそんな素振りも無かっただけに気になるけど教えてはもらえなかった。

JK『って、ことがあったんです』

ボーカルラインで集まったこの日、A本人がいないからいいタイミングだと話してみた

JN『ふーん』

JK『反応薄』

JN『俺はちゃんとAがなんでそう思ったのか考えてるんだよー！！』

JK『そんなの僕もですよ！』

JM『まあまあ、落ち着いて』

ジミニヒョンに止められてもなんだか腹の虫は収まらなくてムスッとしていたらあの不思議なヒョンは所構わず発言する

TH『冬って着物着るイメージありますよね』

『『え？』』

ほら、突拍子もないし俺たちはピンと来てない
でも立て続けて話すから聞いてみる

TH『ほら、新年とかなにかのお祝いで』

JN『なるほどな』

JK『…何調べてるんですか』

JN『他に理由あるかもじゃん』

JM『俺も探します』

そうしてヒョンたちが見つけたのは、成人式というものだった
確かに着物だし、俺らと同年代の人が着てる。

JM『ちょうどお前ら満年齢20歳だし、これじゃない？』

JN『儀式とかそういうのは無いのか、へー』

韓国とは違った成人の祝い方。

Aは仕事優先で昔から実家帰る気ないだとか色んなこと言ってたくせに、なんだ。やりたいことあるんじゃないか

なんで素直に言わないんだよとまたもモヤモヤする

TH『これ、俺たちでできないのかな』

忙しくてやることだって他にもいっぱいあるのに、それでも俺はテヒョンイヒョンの意見に頷いた