ヨコハマミライ！ー縹ー【ヒプノシスマイク短編集】

109.片思いのMTC ページ7

貴方に恋人はいません


【碧棺左馬刻】

「よお、また会ったな。何度絡まれりゃ気が済むんだよ。ここら辺は特に危ねえから用心しろって言ったろ。次歩くときは俺様を誘え、わかったな」

と、彼の連絡先が書かれたメモ用紙を渡される。チンピラに絡まれやすい貴方は、その度彼に助けられて顔見知りになった。助けた貴方の嬉しそうな顔がお好きなようです。

「ようやくあいつと連絡先を交換出来たか…フン、悪くねえ気分だ」


【入間銃兎】

「隣、よろしいですか？…失礼、貴方がとても悲しそうな表情をなさっていたので、声をかけさせていただきました。職業柄、放ってはいられませんでした」

落ち込んでいた貴方が、初めて訪れたバーでお酒を飲んでいると、目の前に頼んでいないお酒が置かれました。それは、貴方に一目惚れした警官と名乗る彼からのプレゼントらしく。

「ふふ、貴方とは随分気が合いますね。またここで一緒に飲みませんか？」


【毒島メイソン理鶯】

「A、わざわざ足を運ばせてしまいすまない。だが、貴殿にどうしても食べて貰いたい新作があってな。そこに座ってくれ、すぐに用意する」

彼は、かつて森で倒れていた貴方を助けてくれた命の恩人。以来、よく彼は自らの料理を提供してくれる。彼の目には貴方は単に《助けた人のうちの一人》として映ってはいません。

「小官の料理を美味いと言ってくれる貴殿を見ていると、心が満たされる」




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110.リク：全然彼を頼らない貴方が、MTCに何かしてほしいことはあるか尋ねられ、「かゆいから頭かいて」と頼んだら→←108.MTCたちに『かわいい』と言ったら

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