6話 ページ8
Aside
今日で私も16歳
フィオーレ王国では16歳で成人となるため今まででのバースデーパーティーよりも盛大にお祝いしてもらえるのだ
「楽しみだな…♪」
二年前にアキト兄様の16歳のバースデーパーティーが開かれた時も盛大に催されたが今年だけ特別な催しがある
ーーそれは昨日のこと
王「そういえば言い忘れていたが明日のバースデーパーティーでAにとって大切な儀式を行う」
A「儀式…ですか?」
王「そうだ。先ほど話したとおり16歳で桜姫の力は完全に覚醒する。桜姫は16歳を迎えると王家に伝わるペンダントを手にし桜を咲かせるのだ」
A「ペンダント…?それは知らなかったです」
王「まぁ無理もない。ペンダントの存在は国外はおろかフィオーレ王国内でさえも極秘の存在だからな。それを明日、国民の前でお前に授ける儀式を行う」
A「私が桜姫だということを皆に知らせるということですか!?」
王「それも兼ねている。」
A「分かりました…桜姫として生まれたからには国のため役目を果たします」
王「よく言った!とはいえ明日がお前の誕生日だということに変わりはないからな、盛大にお祝いしよう」
A「ありがとうございますっ!」
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作者名:みーな | 作成日時:2017年8月12日 23時