忍たまの世界に転生したら妖怪でした…は?

45　見送り ページ46

・


貴「迎えに来たぞいー」

竹「Aさん！」



はいどうも。今日はとうとうお帰りになる日です。

お見送りのために迎えに参りました。

あのあと結局どうしたら学園にたどり着けるのかっていうのを模索したんだけど

やっぱり一番確実なのは後をついていくことだろうなぁという考えに辿り着いた。

ストーカーじゃん、うわぁ…とかそんな言葉は聞こえません。はい。

だって場所わかんないんだからついていくしかなくね？

姿消せばいけるっしょ。うんうん。




久 「お待たせしました」

貴 「大丈夫？」

久 「はい」

紫 「もうお帰りかぁ。早いねぇ」



診療所の奥から紫さんが出てきた



竹 「紫さん！」

紫 「気をつけて帰るんだよ」

久「はい、本当にありがとうございました！」

竹 「ありがとうございます！」

紫 「もう礼は聞き飽きたよ。暗くならないうちに早く帰りな」

竹・久「はい！」




そんなやりとりがあり、診療所を出たと思ったら

里のみんな(主に子ども)からのバイバイの嵐だった。

何人か泣いてたな…それほど仲が良くなったことなんだろうか。

微笑ましい限りです。

なんとかそれらをくぐり抜けてようやく私たちは学園への帰還の道を歩み始めた。

46　別れの時。そして尾行→←44　なんで…？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す