忍たまの世界に転生したら妖怪でした…は?

44　なんで…？ ページ45

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ふぅ〜…やって参りましたin族長の屋敷

ということでなぜ呼ばれたのかもわからずのこのこと部屋の

前まで来てしまいました。

いつまでたってもなぁ…！この緊張感には慣れねぇんだよ…！




ｺﾝｺﾝ

貴「失礼いたします。呼ばれたと伺い参りました。」

族「入れ」

貴「はっ」



部屋に入ると相変わらず書類と向き合っている男性がいた




貴「それで…どういったご用件でしょうか？」

族「あぁ、どうやら明日人間たちを途中まで送っていくそうじゃないか」

貴「えっ、なぜそれを…！？」




なんで！？何故それを知っている！？盗み聞きできる距離じゃないぞ！？

こっわ！！謀反の計画みたいなのがバレた気分だわ…こえぇ…




族「まぁ長く生きているとそういうのを耳に入れる方法がわかるものだ。
　 それで本題に入るが、明日人間たちを送り届けたら学園長にこの文を届けてもらいたい。」



そういうと一通の文を差し出した。




貴「…途中までしか見送らないのですが」

族「ではそこから別ルートで学園に向かえばいいだろう」

貴「？…最初から一緒に学園まで行けばいいのでは？」

族「学園の場所がバレてしまっては困るんじゃないか？
　 だから”途中まで”見送りを頼んだんだろう。”忍術学園”だしな」

貴「あぁ、そういう…それ意味あるんですか？」

族「ないだろうな。こうして文を出すよう頼んでいるわけだし」



ですよねー

すまん。兵助、八。裏切るわけじゃないけど悪いことしてる気分になるわ…

もう一回言おう。すまん。




貴「ちなみにこれ中身はどういう…」

族「んー、お願いごと、だな」

貴「お願いごと…？」



我困惑中也。お願いごととかそんか可愛げのある言葉使っちゃう…？え？



族「まぁあれだ。借りは返せってやつだ」

貴「ほぉー」



あれか？人間二人助けたんだからなんかしろよ的な…

なんかカツアゲみたいだな。でも旧友だっていうしそういうノリだってあるよな。

きっとそうだ。考えない考えない。




貴「では失礼したします」

族「うむ」

ﾊﾟﾀﾝ




ふ〜…なんか面倒なことを引き受けた気がする。

ま、渡して帰るだけでしょ。飛べば一瞬。そうそう。







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…でも私忍術学園の場所知らなくね…？

もしかして詰んだ？

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