忍たまの世界に転生したら妖怪でした…は?

16　状況整理４ ページ17

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紫「ん。じゃあ悪いけど私はこの後やらないと
　 いけないことがあるからあとはAに任せたよ」

貴「はー…えっちょっと待ってください！？」









ちょっと待って。

聞いてない聞いてない。

無理だよ？この二人と同じ空間で会話しろと？

紫さんが居たから大丈夫だったんだよ？

ちょっと？聞いてますか？






そんな抗議の声を聞き流して紫は出ていってしまった





ちょっとぉぉぉぉ…マジですかぁぁぁ

はっ…でもポジティブに考えればここで仲良くなれるんじゃね？

それなら頑張ろ(単純)

コミュ力を振り絞るんだ！









貴「…あの…紫さんは、物言いがはっきりしてますけど
　 根は優しいひt…妖なんです。
　 だから、誤解しないであげてください」

久「わかってますよ。俺たちのことを
　 考えてそう言ってくれたっていうのは
　 伝わりましたから」

竹「そうだな。でも羽谷さんの言う通り
　 妖怪の里になんて来ることなんてないだろうし
　 貴重な経験ができたな」

貴「なら良かったです…あの、何か聞きたいことありますか？
　 答えられるかわかりませんが」

久「う〜ん…なんで俺たちを助けてくれたんでしょうか？」

貴「理由ですか…人間が好きだからですかね？」









そういうと二人は驚いた顔をする






あの、そんな深い理由とかないよ？ほんとに。

何か汚い思惑とか渦巻いてないし。うん。

人間が好きっていうか、元人間だし。

まぁ好きって言うのは間違ってないけど。









竹「…そんな理由なんですか？」

貴「何か深い理由があると思ったんですか？」

竹「えぇ、まぁ」

貴「ふふ、そんなのないですよ」

久「…妖怪って言うのは思ったより
　 怖くないんですね」

竹「確かにな。最初妖怪だって
　 知った時食われるのかと思ったし」

貴「そんなことしませんよ！
　 そもそも妖怪が全部が全部人間を食べるわけではないですから」

竹「そうなんですか？」

貴「はい。確かに人を食べるという妖怪はいますが
　 それはごく少数ですし、やたらめったら食べるわけでは
　 ないです」

竹「へ〜知らなかったなぁ」

久「そうなのか…」

貴「妖怪っていうのは本や言い伝えぐらいでしか伝わってない
　 のでしょうがないですよ」

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