忍たまの世界に転生したら妖怪でした…は?

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久「ふふふふ…本当に、ありがとうございます」








私へのいじりが入ったことで場の空気が

穏やかなものになる



笑ってくれた…！これならいじられるのも

悪くないかもしれない(単純)

笑った顔もかっこいい…！

イケメンってーのは何してもかっこいんだな！クソ！






紫「聞きたいことは粗方聞いたし、
　 そちらが聞きたいことはあるかな？」

竹「山ほどありますよ」

紫「ふふ、お手柔らかに頼むね」

久「まず、あなた方は誰なんですか？
　 Aさんは山伏の装束を着てますし…
　 でも山伏というわけではないんですよね？」

紫「初手から直球でくるね。…私たちが何かっていう
　 のは見た方が早いと思うよ。
　 …A見せてあげなさい」

貴「私ですか！？」

紫「私は今着物だからね。やりにくいんだよ」

貴「いやまぁそうっすけど…」

紫「ほらちゃっちゃとやる」

貴「…はーい」








クソ！変化しないまま入ってくれば良かったか！

今私は『山伏装束を着た人間』という設定で化けている。

見た目はまんま人間。

だって翼の生えた人型が入ってきたら誰でもびびるかなって思ったから

念の為化けておいたんだけど、紫さんも着物だから

二人からしたら私たちは人間にしか見えないよねぇ…

ってか山伏の格好してるけど山伏じゃない女子って

めっちゃ怪しくない？誰お前ってなるよね

やば。疑われてる？誤解をとかなければ！








この思考を一秒以内(嘘)に終わらせると

立ち上がり二人から少し離れる






貴「じゃあいきますよー」






そう声を掛けその場でバク宙をする。

え？お前バク宙できんのかって？

できるわ！なめんなよ！






そうするとその背中からは黒い翼が生え

瞳は金色に変わり、牙が生え、耳は鋭くなる




その様子を見た二人は目を見開いて固まってしまった








貴「…あれ？おーい……反応がない」

紫「…固まっちゃったねぇ」





フリーズしてしまったため肩をゆすり現実に戻す




貴「おーい起きてー、起きてくださーい」




竹,久「「はっ！」」

紫「帰ってきたね、ふふふ」

竹「え？…ちょっ…え？」

久「……は…？」









意識が戻っても驚きの言葉しかでない二人に

思わず笑いが込み上げる








貴「ふふふっ」

紫「はははっ…私たちはね烏天狗っていう妖怪なんだよ」

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