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kj side
ab「…君も、きっとそうでしょ？笑えないでしょ？…おんなじだよ」
阿部さんの言葉を聞いてから、めめがピクリとも動かへん。
…何、言ってんの？
kj「…めめは、笑うやん。…まあちょっと意地悪なときもあるけど、ほんまに可愛い顔でも笑うやん」
ab「それは2人を信用してるからでしょ？俺だって佐久間の前なら笑うよ。…誰だってずっとずっと、ず〜っと、四六時中貼り付けてたら壊れるでしょ」
ru「…そーなの？」
mg「………」
めめは答えへん。
でも、代わりに汗が額をつたった。
それから、引き攣ったように口の端を持ち上げる。
それを見て、阿部さんと佐久間さんはにっこり笑う。
ab「………ね、信用、してくれる？」
mg「…はい。阿部さんの気持ち、よく分かる」
ab「それは嬉しいな」
…え、なに？
あの話で、たしかに俺も辛いよなって思ったし、そら笑顔もいつでもどこでもなんか出来ひんなぁ、って思ったけど。
kj「めめ、ほんまに信用したん？」
mg「うん。…ごめん、阿部さんの過去、俺と似てるんだ。あの地獄を見て、そこから抜け出すために人を殺して笑えなくなっても、…何も悪くない。よくやったなぁ、すごいなぁ、って感じ。…阿部さんが悪い人だとは思えないんだ」
…めめの、過去。
俺は、知ってる。
そっか、そんなに辛かったんや。
自分の話するとき、いつもいつも、何でもないみたいに言うから、知らんかった。
それは、ラウールも一緒。
ぐっと手に力が入ってる。
でも、それでもしっかりめめの顔を見て、微笑んだ。
ru「めめがそれでいいなら、俺は何も言わないよ？」
kj「俺も。めめと離れることは絶対ないんやから」
めめはふわって微笑んで、小さい声で「ありがとう」って言ってくれた。
kj「そんなんゆーても、どうせ俺らがめめを否定しぃひんって分かってたんやろ？」
mg「…当たり前じゃん、とは言わないけど。…だって、康二とラウールだから」
ru「〜っ、めめっ…」
ひしっ…って効果音が似合う感じで2人でめめに抱きついた。
fk「…お話できる？」
mg「ほら、ありがとありがと。一旦離れて？」
kj「分かった…。…なんですか？」
深澤さんはちょっと嬉しそうに笑った。
fk「ここ、一緒に出ようよ。捕まえに来たやつらに仕返ししながら。…あ。名前聞いていい？」
…なんやろ。
このひと、めっちゃ心地良いっていうか。
もうええ人やん。
kj「向井康二です！」
mg「目黒蓮」
ru「…ラウール、です」
kj「仕返し…ですか？…やります」
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かれん(プロフ) - しょぴまるさん» ありがとうございます^^閑話とかも検討しているので、ご参考にさせて頂きますね。これからもお付き合いくださると嬉しいです! (2021年2月10日 19時) (
レス) id: c23cbb3d5d (このIDを非表示/違反報告)
しょぴまる - 楽しく見させてもらってます(*^^*)翔太くんと舘様の話もっと聞きたいです！ (2021年2月9日 20時) (レス) id: 05e7e3c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かれん | 作成日時：2020年12月2日 23時
