ポケモンルビー・サファイア【ダイハル】 (ページ3)

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【久し振りの再開】peat2 ページ3

「ダイゴさんお久しぶりです。」

「ハ･･ルカちゃん？」

私を見てダイゴさんは驚いたような、

嬉しいような表情を浮かべた。

私まで嬉しくなってしまうじゃない。

だから私はダイゴさんに、

「はい、正真正銘！ハルカです！！」

と、満面の笑みを。

「うん、なんかキレイになったね。」

「そうですか？ダイゴさんはちっとも

変わってませんね。」

私はそう言いながら、チラッとダイゴさんの

家の方を見る。

「疲れてるところ悪いんですけど、部屋の

掃除しません？」

五年間も誰も入っていない部屋。

そこは埃とゴミで溢れているだろう。

その意見にダイゴさんも賛成してくれた。

「よし！」

と、久し振りにダイゴさんの家の鍵を

開ける。

「ハルカちゃんはリビングをお願いしても

良いかな？僕は自分の部屋を少し片して

くる。」

「はい！任せて下さい。」

ハルカは自分の任されたリビングの掃除

を進めながら、段々テンションが上がって

くる。だって久し振りに会ったんだから。

緊張しない訳無いし、嬉しくない訳も無い。

そうやって部屋の片付けもようやく終盤を

迎えた頃、ダイゴの方は大体片付いたよう

でダイゴさんが部屋を出てくる。

もっとも私はそれに気付かず掃除を続け

ていた。その時だった。私がぶつかった

棚から物が私の頭へ落ちてくる。

私は避けることができなかった。

ああ、これで怪我したらダイゴさんは

心配するんだろうなぁ。

以外にも考えたのは愛するダイゴさんの

ことだった。横から誰かに抱かれる。

そのすぐ横で、落ちてきた物がゴトンと

重い音が聞こえる。

誰が、そんなことはもう分かっていた。

「何をそんなにボーッとしてるんだい？

避けないと、怪我しちゃうじゃないか。」

私は、何故避けなかったのだろう？

多分、あの人が助けてくれることが

分かっていたんだ。

「ありがとう。」

私は言う。

だが、何故かダイゴさんは顔を赤らめて

いる。何故？

それは次の瞬間すぐに察した。

押し倒しているのだ。ダイゴさんが、

私を。

私も少し、いや大分顔を赤くして、

「すいません、少し考え事を。」

とはにかみながら言う。

「ハルカちゃん、一回だけだからして良い？」

私は後で、と言おうとしたけど久し振り

だから、うなずく。

チュッとリップ音がする。

軽く触れあうだけのキス。

そのあと少し恥ずかしかったけど、

何とか掃除は終わった。

　ー続くー