38話 ページ38
貴女side
「また厄介事に首を突っ込む気じゃないだろうな。
ロックハートは何も出来ないと思うが生徒を家に帰らせてこの件は終わりなんだ。
これ以上する事はない。」
「生徒を帰宅させた後どうするって言うのよ。
私達で何か出来るっていうの？
このままじゃホグワーツを閉めなきゃいけなくなる。
私しかいないの。お願い、セブルス。」
「駄目だ。」
「ホグワーツは私の家なのよ！」
「分かっている。だが駄目だ。」
「…ハリーのためよ。
ハーマイオニーが持ってた紙に”バジリスク”って書いてあった。
怪物がバジリスクなら全ての辻褄が合う！
ハリーが声を聞けたのも、今まで誰一人として死んでいないのも。」
「ならば何故あの場で言わなかった！」
「貴方達には何も出来ない！アルバスでさえも！
…50年前みたいに誰かが死ぬのは嫌なの。
私しかいない。私がやらなきゃ。
ハーマイオニーのメモはハリー達も見ている可能性が高い。だからこれはハリーを守る任務の一環でもある。
君は寮監だけど私は違う。分かったでしょセブルス。諦めて。ほら、スリザリンの子が待ってる。」
「…必ず戻って来い。」
不安そうな瞳に送り出され、ロックハート先生に会いに行く。
あの先生の事だから逃げる準備をしているんだろうけど。
部屋に行くと口論しているのが分かる。先生の声と…ハリーの声だ。
「生徒は寮に帰るように言われてるはずだけど？」
「A先生！僕達、部屋のありかも怪物の事も知ってるんです！だからジニーを、」
「仕方ない。私も行くわ。」
暗い廊下を通り、女子トイレに着く。
ハリーはマートルと言葉を交わし壊れた蛇口に向かって蛇語で命令する。
蛇口が回り、手洗い台が動き出し、太いパイプが剥き出しになった。
順番に降りて行くと暗い石のトンネルのジメジメした床に落ちた。
真っ暗なトンネルを照らすと鼠の頭蓋骨に加え巨大な蛇の抜け殻があった。優に6mはあるだろう巨大な抜け殻だ。
後ろで何かが動き、ロンを殴り倒した。
「お遊びはこれでお終いだ！
この皮を持って帰り、生徒は救うには遅すぎたと言おう。”オブリビエイト！”」
ロンの杖が壊れていたせいで呪いが跳ね返り、岩の塊が私達を隔てた。
下手に呪文を唱えてトンネルが潰れても適わないのでハリーと2人で進む事になった。
蛇の彫刻がある壁を越えると床に倒れたジニーとトム・リドルその人がいた。
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夜彩(プロフ) - 皆様、大変長らくお待たせいたしました！更新再開です！長い間待って頂いてありがとうございます。これからも創作に励んでいきますので、どうぞこれからも宜しくお願い致します。 (2018年11月4日 22時) (
レス) id: 3659269758 (このIDを非表示/違反報告)
夜彩(プロフ) - お久しぶりです、作者の夜彩です。実は今、編集するページが開けなくなっています。なので次の更新まで少々時間がかかると思いますので何卒宜しくお願い致します。 (2018年10月8日 20時) (レス) id: 3659269758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜彩 | 作成日時：2018年9月8日 22時
