35話 ページ35
貴女side
バレンタインから数日間、3人組はとても悩んでいる顔をしていた。
大方あの日記の仕組みに気付き、”秘密の部屋”に関することを何か知ったんだろう。
日記がどんな記憶を見せたかは正確には分からないがあの悩みっぷりからして襲撃事でハグリッドが退学になった事でも知ってしまったんだろう。
確かめたいけど確かめられないよなぁ、それは。
「何か悩み事？」
「「「A先生！」」」
「深刻な顔してるよ？」
「あ、あの。」
「ちょっと、ハリー！」
「あー、えっ、マンドレイク！マンドレイクはどんな感じかな…って思って…」
小声でハーマイオニーが『50年前に秘密の部屋が開かれた時に誰か怪物に襲われましたか？』なんて聞かないで！と言うのが分かったがスルーしておく。
マンドレイクは乱癡気パーティーを繰り広げていて、お互いの植木鉢に入ろうとしたら完全に成熟したとこになり、薬が出来ると伝える。
どうやら3人は犯人が捕まった日の記憶を見たらしい。
そっかそっか、と一人で納得しているとあのっ、とハリーが声を掛けてきた。
「あの、先生のお母さんは50年前のホグワーツに通ってましたか？」
「母は通っていないわよ。どうして？」
「少し気になって。」
日記で何を見せられたのかわからないから何とも言えず、事実だけを伝える事になった。
しかし、ハリー達が何処まで知っているかによって今後の私の行動に影響がでる。
何とか分からないだろうか。
そこまで考えて私は教師にあるまじき発想に至った。
『よし、日記をくすねよう！』
ハリーは何時も日記を持ち歩いている様だし、くすね放題なはずだ。
しめしめ…
そんなこんなでくすねました、日記！
「私はA・A。ハリーに何を見せたのか教えてくれる？」
「こんにちは、A。この日記をハリーからくすねたのかい？」
「早くして。」
「強引だなぁ。分かったよ。」
ページが光り、体が浮く。
思わず目を閉じるが直ぐに足が地面を捉える。
ゆっくりと目を開けるとスリザリンの談話室にいた。
私はリドルと向き合って座っている。
「この日記凄いわね。記憶の一部を使って外部の人間と会話が出来るなんて。」
「君に褒められるなんて光栄だなぁ、A。
紅茶は？」
「ありがとう。
こんな風にお茶を楽しむ事も出来るのね。感心するわ。」
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夜彩(プロフ) - 皆様、大変長らくお待たせいたしました！更新再開です！長い間待って頂いてありがとうございます。これからも創作に励んでいきますので、どうぞこれからも宜しくお願い致します。 (2018年11月4日 22時) (
レス) id: 3659269758 (このIDを非表示/違反報告)
夜彩(プロフ) - お久しぶりです、作者の夜彩です。実は今、編集するページが開けなくなっています。なので次の更新まで少々時間がかかると思いますので何卒宜しくお願い致します。 (2018年10月8日 20時) (レス) id: 3659269758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜彩 | 作成日時：2018年9月8日 22時
