ただ貴方に触れたい【煉獄杏寿郎】

残り五日 ページ9

甘「Aちゃん…。Aちゃんがいないと寂しいわ」


私が死んでから毎日泣いているんですか、蜜璃さん。


目が腫れてしまってますよ。


氷でしっかり冷やしてくださいね。


私は貴女に悲しむ姿をずっと見たくないんです。


それなら、初めから死ぬなよって話なんですけどね。


どうして、こんなにも悲しいんでしょう。


きっと大好きな友達を慰めることが出来ないからですよね。


…暗い気持ちになるのは良くないですよ！


今日は折角の非番なんですから、体を休めて下さい。


甘味処なんてどうです？


私とよく行きましたよね。


私は蜜璃さんの食べっぷりが大好きでずっと眺めていたかったです。


幸せそうに桜餅を食べる貴女は可愛らしい女性で、鬼を相手に戦っているなんて想像できませんでした。


でも、やっぱりしっかりとした柱で私との合同任務の時も色々と教えてくれましたね。


すごく感謝してます。


素敵な殿方を見つける為に鬼殺隊に入り、剣を振るう貴女が好きです。


蜜璃さんは髪色や食べる量を気にしていましたけど、全然おかしくないですよ。


寧ろ、憎悪ではなく、明るい理由から鬼殺隊に入ることなんて中々出来ることではないです。


もし、蜜璃さんのことを悪くいう人がいるのなら私がぶっ飛ばします。


…もう、出来ないですけどね。


貴女はとても可愛らしくて、強くて、笑顔が素敵な最高の女性です。


貴女が、身近に素敵な殿方がいることに気が付きますように。


私は蜜璃さんの屋敷で一夜を明かした。

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