寝たら即帰宅の旅。

3-24 帰宅接戦 ページ25

『わあっ！』

「うわっ！」




Aが上になり覆いかぶさった形になっている。



『ごめんなさい、大丈夫ですか？』

「…。」

『しばゆーくん？』





すっと下から手が伸びてきてぎゅっーーーと大事そうに抱きしめる。







「元気出た。」


と笑顔で言って彼女を離し、立ち上がる。
するとAがしばゆーを見つめて一言。




『私も元気にさせて欲しいです。』






Aの意外な言葉に少し笑ってどうすればいい？と訊ねる。

すると考えてなかったのか固まり咄嗟に出た答えは頭をなでて欲しい、だった。









正座をして目を閉じ、少しソワソワした様子で顎を上げて待っている。


なでなでするとにこっと彼女の表情が和らいだ。







「かわいいっ!!」



すると他の二人にも人気でなでなで屋さんとなっていた。









無事2日目の夕食を4人で迎え、共に完走することを誓い乾杯した。



部屋に戻りビリヤード時間までの1時間としみつは溜まった仮眠券の内2枚(40分)使うことに…









ー40分後




としスマホ
Yeah〜〜♪ /








スマホを止めて、起きると横に3人が居ない。



ゆめまる
「あれ？しばゆー！」

としみつ
「なにあれぇ。」







しばゆーとゆめまるは押し入れでふざけていたがAの姿が見当たらない。








とし
「え、嘘。帰った？ 嘘だよね？」



荷物の方を見るとAの物が無くなっている。

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