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次はとしみつの番だが、元カノとの思い出を持ってきておらず更には憶えてなかった。
なので、代理のこち亀本を持ってきた。
としみつ
「Aー、横で見守ってくれんの?」
としみつが火の前で言っているとAは何も言わず口を真一文字にしている。
しばゆー
「ノーコメントだそうです、
現場からは以上でーす。」
てつや
「はやく、入れろーー!!」
野次を飛ばされながら火の中に雑に放り込む。
炎は空気が読めるのが一瞬で包み込んだ。
としみつ
「あぁあぁーーー…」
てつや
「ならんだろ、漫画が舞ってるだけだよ。」
やれやれで終わったとしみつの次は、りょうで元カノからバレンタインデーに貰った手紙を持ってきた。
もう貰えるか分からんよ
とてつやに悲しい事を言われるが
今年は俺頑張るから。と返して火の中に投げ込む。
としみつからりょうのバトンで何とかエモさを取り戻し、しばゆーに繋がれる。
てつや
「さあ、しばゆーさん思い出の品を発表して下さい。」
しばゆー
「僕の思い出の品、これです。」
岡崎城西高校のアルバムを懐から取り出す。
皆からはえぇーーと、驚きの声が上がる。
しばゆーが言うにはこれを燃やしても皆とは
一生の付き合いだし、いつでも見れるからと語る。
しばゆー
「でも、最後のページ…僕だけの思い出がね。」
寄せ書きページを開くとたくさんのメッセージが綴られている。
としみつ
「元カノのだけじゃないじゃん。」
りょう
「Aからの寄せ書きもあるんじゃないの?」
しばゆー
「Aからは、単品でお手紙もらってるから大丈夫です。」
Aは1つ年下なので俺達の卒業を送り出す側だったが、あの日手紙くれたの嬉しかったなー。
一瞬、ラブレターかと思っちゃったけど。
なんて思い出に浸っていると
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作成日時:2021年2月22日 8時