東海オンエア 短編。

｜(てつ、とし、しば) ページ24

『そうで御座いましょう？
わたくしだってTPOをわきまえる心はお持ちよ。』


自分なりにデヴィ夫人を精一杯演じてみるとてつやくんととしくんは？？マークを浮かべた表情をしていた。



てつや
「あれ、何か…雰囲気変わりました？」


『あーー…ちょっとした小ボケです。』


何とか誤魔化してみた。カメラ場外のメンバーは声を抑えながら笑っている。



少し歩くと家電量販店が見え、そこに寄ることになった。



としみつ
「きっとこういう所では買いませんよねー。
珍しいんじゃないですか？」


としくんに言われそうかもしれないわね。と自身のことなのになぜか他人事のように返事をした。


としみつはそんなAに吹き出し、
一方てつやは家電をキョロキョロしながら見ていた。




念押しでAはデヴィ夫人ではないのか確認しようと試みる。




『哲郎…じゃなかったてつやはこういうの
持ってらっしゃるの？』


さすがにてつやも吹き出す。周りも堪えられず笑ってしまっている。



としみつ
「あれ、俺の認識と違うのかな。
今日、夫人来てたっけな…」





来てない来てないとてつやが笑っている。
すると、しばゆーから声がかかる。




しばゆー
「ちょっと!! 作戦会議！2人来なさい！」


てつや
「なになに、俺あれ悪くないよ?!」

可笑しくて3人はニヤニヤしてしまっている。




しばゆー
「クラリスなんだよ？
ちょっと王子様力が足んない！」

王子様力って何だよ!!としみつが笑いながら突っ込む。



そして、しばゆーからここでそれをやるのは変な人たちなのでおうちに連れ帰りながらやりましょう…と告げられる。

Aがしばゆーに連れてかれた2人を待っていると真剣な面持ちで戻ってきた。




てつや
「そろそろ疲れてませんか。
もしよろしければ僕達の家に来て少し休むのはどうでしょう。」

キメ顔で言うと、としみつからどつかれる。


としみつ
「ばっか！！
お前それじゃ、ホテル誘う奴と同じ誘い文句じゃねーか！」


てつや
「じゃあ、他に何て言えばいいんだよ！！」




2人でコソコソと言い合いをしてる。
さっき呼ばれたのは家で撮るという流れになったのかな…、ここは乗っておいた方がよさそうですね。

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