5話 ページ5
手に入れた高伸くんの連絡先。
アイコンは、バレー部の集合写真だろうか。
相変わらずの強面だが、仲間に囲まれるその様子で、みんなから大切に思われてるのがよく伝わってくる。
スマホの画面をにやにやしながら見つめる私の顔はよっぽどひどかったらしい。
休み時間に話しかけに来た友達に
「は？きも」
とばっさり言い捨てられてしまった。
『ひっどいなぁ、でも今日はいい日だから、許してあげるもんねーーーー』
「ますますきもいんだけど、」
「なになに、Aがきもいって？？」
何なんだこの子らは、、そんなにきもいか私の顔は。
『ねーーーーさすがにひどいって、そんなにきもい？』
「きもいってか、変態くさい」
「わかる、女子高生を見るやばいおじさんの顔」
『うげえ、それは勘弁。』
「で、なに、いいことでもあった？」
『！！よくぞ聞いてくれた！』
「……………聞かなきゃよかった…」
そう言いつつ、耳を傾けてくれる彼女達は、何だかんだいい友達だ。
『今朝ね、伊達工の高校生に痴漢から助けてもらったんだけど、』
「え、大丈夫だったの？」
『うん、ひどくなるまえにその子が変態野郎の腕掴んでくれて。』
「なにそれ少女漫画みたい！！！イケメンだったの！？」
『んーとね、イケメンってよりは強面？でも何か、優しさがにじみ出る感じ』
「ギャップ萌えってやつか」
「ほーほーAにも春が来たと！！」
「きゃーーいいねー！！遅めの青春！！」
うっわー、女子高生の頃のテンション引きずりすぎだこの子ら。めっちゃ盛り上がってる。
「で、きもい顔で見つめてたのはもしや彼の連絡先？」
『うん、』
『てか、勝手に盛り上がんないでよ、、そりゃあいい子だったけど、好きになったかと言われると、、』
「は？連絡先あんな顔で見つめといて、何も無いとは言わせない！！！」
…何かめんどくさいことになったぞ
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しゅがー(プロフ) - 伊達工大好きガールさん» コメント見れていなくて、気付くのが遅れてしまいました……ありがとうございます！初小説、良いものに出来るよう頑張ります！ (2019年7月9日 16時) (
レス) id: 592049cd5c (このIDを非表示/違反報告)
伊達工大好きガール - しゅがーさんの小説大好きです!! 更新待ってます!! 頑張ってください (2019年7月7日 21時) (レス) id: bff625a99f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅがー | 作成日時：2019年7月7日 11時
