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「 メシの時間や〜！ 」
「 やっとやな！ 」
4限の終わりのチャイムが鳴って、
みんな一斉に動き出す。
｢腹減ったな〜｣って、しげと喋る。
向こうでAと流星がふたりで話してて
前よりあきらかに仲良くなったのが分かった。
「 しげ〜のぞむ〜行こ〜 」
Aの左手首を握った流星が、
おれとしげのところに来て、そう言った。
「 ………見せつけられてるみたいでいやや 」
「 こたき…… (笑) 」
ぼそっとつぶやくと、しげに苦笑いされた。
Aは耳まで赤いし、
もうそんなんやったら早く付き合ってくれよ。なんて。
「 ふ、藤井くん 」
「 ん？ 」
「 この前言ってたの… 」
「 あ、ありがと！ 」
前を歩くふたり。
Aがハンドバッグから何かを取り出した。
流星に手渡したのは、お弁当やった。
「 え〜〜〜！！ A！ 珍しく朝はやく起きて
キッチンでこそこそしとったんはそういうことやったん！！ 」
「 Aの愛妻弁当とか…流星ずるいで！ 」
ええなあ、流星。
早起きが苦手なAが、流星のために
朝がんばって起きて一生懸命つくったんやろ？
「 おれの妹ほんま可愛い 」
「 だから、可愛いって言われるのは、…！ 」
「 ん？ (笑) 可愛いって言われるのは？ (笑) 」
Aが何かを言おうとしたのに、
いきなり焦って止めた。
しげは、その言葉の続き知ってるん？
「 …もう！うるさい大毅 」
「 流星〜、あんな〜、Aがな〜、」
「 …あかんあかん！！ばか！ 」
Aは、しげが何かを言おうとするのを必死に阻止してる。
そんなことを話しているうちに、
いつものテーブル席についた。
「 わ、まってめっちゃうまそう 」
お弁当をあけて、目をきらきら輝かせる流星。
「 ありがと、Aちゃん 」
「 い、いえいえ、」
Aと流星は、よく目を合わせる。
流星が、目が合うと微笑むから、
Aは毎回それに顔を赤く染める。
そしたら急に、誰かに足をちょんちょんされて、
前を見るとしげと目が合って
「 ( 見・す・ぎ ) 」
横目でAを見ながら、口パクでそう言った。
…あ、おれそんなにAのこと見てたのか。
「 流星！Aの弁当うまい？ 」
「 うん、めっちゃうまい 」
「 ええなあ！ 」
隣にいる流星に話しかけて、むりやり笑顔を向けた。
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ぴょん(プロフ) - え、もう、キュンキュン半端ないです。いきなり失礼しました笑 はじめまして！…読者です笑 読んでたらほんまに死んでまうんちゃうかなってぐらいですね笑(語彙力なくてすいません汗) これからも作者様のペースで更新頑張って下さい！応援してます♪ 長文失礼しました。 (2018年4月22日 9時) (
レス) id: 8bd8888ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りらの x他2人 | 作成日時：2018年3月11日 17時
