第七師団の副団長 ページ7
神威は、新人には、いろいろと紹介しないと。だなんて、笑顔で言いました。
この勢いで、高杉の場所まで連れて行ってくれるかもしれません。
……平和なやつ。
そして、神威が一番最初に私に紹介したおっさんは、神威のことを見てから、私を見るなり、こう言いました。
「……団長〜。その女は?」
すっごく呆れている顔です。
どうしたんでしょうか?
「阿伏兎、この子はA。新人さんだって。」
神威はその呆れた顔に気づいたのか、気づいていないのか。
笑顔で答えます。
「この人は、阿伏兎。春雨第七師団副団長だよ。」
神威は、私にそう言いました。
なんとも驚いたことに、この神威よりもおっさん(名前は、そういや阿伏兎でしたね)の方が組織内での位が低いとは。
いや、知ってたんですが。
調べてて。
本当に驚き桃の木。
人の肩書きには、年齢は関係ないようですね。
「あ、ちなみに、老け顔だけど、三十二だから。」
神威はそう付け足します。
「団長、老け顔は、余計だ。」
不服そうに、阿伏兎は言いました。
「へぇ、そうですか。まぁ、仲良くしたいところです。貴方とも。」
あぁ、この唇は、嘘をどんどんと吐いていきます。
……さっき、嘘はよくないと言いましたが。
私も人のこと言えないようですね。
「おい、団長、仕事は?」
「え?聞こえない。」
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アヤ(プロフ) - 高杉神蓮さん» ありがとうございます!!!yuiyui (*^_^*)さんにも伝えます! (2016年2月28日 12時) (レス) id: d60c6a4afc (このIDを非表示/違反報告)
高杉神蓮 - 面白いです!更新頑張って下さい! (2016年2月28日 11時) (レス) id: 51b05b4c7a (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - はい。たとえで書きました (2016年2月28日 10時) (レス) id: 19cb51af9f (このIDを非表示/違反報告)
僕だけの世界寿命 - イリーナって暗殺教室のイリーナですか? (2016年2月28日 1時) (レス) id: 01289cf325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuiyui&アヤ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yokaihu/
作成日時:2016年2月21日 17時