【銀魂】【神威】恋愛感情？いえ、全くないです (ページ3)

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春雨第七師団団長ページ3

まぁ、そのラスボスの首をあげるためには、そのめんどくさい(雑魚なんざ調べなくても、私の経験値に変わっていく)中ボスのことも調べなくてはいけないのです。

あぁ、本当にめんどうですね。

で、私が調べた中の一番の要注意人物。

春雨第七師団団長、神威。

第七師団は、戦闘種族夜兎で構成されている、春雨の中でも随一の戦力を誇っています。

神威は、その、第七師団のリーダーです。

出来れば、戦いたくない相手です。
相手は夜兎。
人間である私では、分が悪すぎです。

ですが、その神威。
しょっちゅう、ラスボスーー高杉晋助厨二病とつるんでいるではありませんか。

戦いたくなくても、戦わなくてはいけない相手……なのかもしれません。

…………。

高杉晋助厨ニ病は、どうやら本物のお坊っちゃまらしいです。

いや、覚悟はして来ましたが。
私のターゲット、本当に金持ちすぎませんか？

なんですか、この船。
大き過ぎです。

一つの小さな国みたいです。

「やぁ、君は？あぁ、新しい新人さんかぁ。」

気づかぬ内に、船をぼんやりと見上げて、呆気に取られていたみたいです。

私としたことが、誰かが近づいて来たことに気づかなかったみたいでしたから。

そして、その声に振り返りました。
振り返らないと、話の流れ的に、不自然です。
正直、顔を覚えられるのは、嫌なんですけどね。

……あらあら、早速、中ボスのお出まし。
本当に運が悪い。

「神威さん……。」

そう呼ばれた男はにっこりと友好的な笑みを、その綺麗な顔に浮かべていました。