無敵のマイキーに好かれました。

# . ページ38

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六本木のカリスマ兄弟。灰谷兄弟のふたり。






「 ねぇねぇここのホテルは？」

「 蘭は黙って 」

「 3人でやるのもアリだな 」

「 …竜胆も黙ってよ… 」






変態兄弟の間違いでは。

はあ、と深いため息を着くと、
むぎゅう、と蘭に頬を掴まれて自分の方へ振り向かせた。






「 ほんと可愛い顔してるよなお前♡ 」

「 …っ、離してよ 」

「 あ"ー、この顔面にぶっかけてやりてぇ 」

「 ……しね 」






しれっとセクハラ発言をする蘭の股間を殴る。


けどその前に手を掴まれて、
『 残念でした♡ 』ってにんまりと笑った。



ムカつくけど顔がイイのも、もっとムカつく。






「 じゃあ俺はお前の中 」

「 …は？」

「 ダメ？」

「 ダメに決まってるじゃん、ばかなの 」






蘭に続き、竜胆がそう言った。

蘭に頬を掴まれたまま竜胆を睨みつければ、
ニコって、悪そうに笑った竜胆。


こいつも顔がイイな、くそ。



いやそれよりも。






「 きゃっ、灰谷兄弟だ♡ 」

「 蘭くんまた抱いて〜♡ 」

「 りんくん付き合って〜♡ 」






街の中を歩くだけでこの歓声。

蘭に至ってはただのクズ。


そんなふたりは、

へらへら笑って『 たぶんね〜♡ 』とか
『 考えとくわ〜 』とか。



それだけ言って通り過ぎると、
ふたりは真顔に戻ると、口を揃えて言った。






「 「 クソ雌豚共が 」」






こわ。






「 てことでAちゃん♡抱かせて？♡ 」

「 いやだ 」

「 兄貴コイツもう、拉 致ろうぜ 」

「 いいね、首輪つけてベロ出しながら、犯 してください♡って言わせんの、どー？竜胆 」

「 ノった 」

「 わたしはノんない 」






それだけ言うと両サイドから睨まれた。


舌なめずりをすると、ニヤって口角を上げて
わたしの身体へ、2人の腕が伸びてくる。



ちょっと待って、落ち着いて？






「 あ？俺が先だろ竜胆 」

「 これだけは譲れねぇよ兄貴 」

「 ずこばこぶち犯すのは俺だ 」

「 俺だってぶち犯してぇよ 」






ふたりで言い合いになってたからその隙に逃げました。


後日、教えてはずもない連絡先が2人に渡っていて
うるさいくらい、連絡きてたのは別のお話。







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リクエスト多かった灰谷兄弟…！
こんな感じで大丈夫でしたでしょうか！？

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