無敵のマイキーに好かれました。

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マイキーとケンチンに送ってもらって、
2人を見送ったわたしは徒歩1分のコンビニへ来ていた。


バイクに乗せてもらった時、
『 俺の腰に腕持ってきて、…そうそう、柔らか 』

って言ったマイキーを一発ぶん殴ってやった。



変態クソ野郎。






「 クソでけぇな、揉ませろ 」

「 ちょ、場地さん何言ってんすか！」






コンビニへ入れば、
目の前にはロン毛の八重歯が目立つ背の高い男。


こいつも身に纏う黒い特攻服の胸元には、
マイキーとケンチンと同じ文字。



そいつを止める金髪のいい子そうな男の子。


おいロン毛。初対面でお前何言ってんだ。






「 千冬ぅ、たまんねぇだろこいつの乳 」

「 しね 」

「 強気な女、嫌いじゃねぇ 」






冷たくそう言えば、
場地と呼ばれる男はケンチン同様、

わたしと目線を合わせると
こいつの大きな手はわたしの胸に触れた。



わあ、キレそう。






「 変態クソが、手ぇ離して 」

「 柔けぇ、最高だな 」

「 …なにやってんすか 」






千冬？の言葉に心から頷く。


さすがにアウトだし、
拳に力を入れて顔目掛けて腕を振れば、

『 ちっちぇ手だな 』って
簡単に捕まって、さらには指を絡め出す。



場地の大きな手がわたしの手を包んで、
綺麗な指がわたしの指と絡め合う。


なにがしたいのこいつ。






「 ほっせぇな、くそ可愛いじゃねぇか 」

「 離せ 」






引き剥がそうとするも、
わたしの力ではビクともせず。






「 俺も触っていいっすか？」

「 満足するまで触れ 」

「 わたしの人権どこ 」






そう言うと千冬と呼ばれる男の子は、
わたしの逆の手を取ると、

場地と同じように
綺麗な手をわたしの手に触れ合わせる。


細くて長い指。
思わず綺麗だなあ、って見とれてしまう。


いやいや、何言ってんの。






「 いやまじ可愛いっすね、ちっちゃい子好き 」

「 千冬ぅ、口説いてんじゃねぇよ 」

「 場地、お前は胸から手ぇ離せ 」









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