図書委員４ FT

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藤ヶ谷





Aは俺の身体が嫌と拒んだ。


なんでだろう


心が苦しくなった…




でも、そんなAだって同じだ。
玉森の匂いをプンプンさせて居て、無性にイラついてしまう自分勝手な俺がいた。
Aに抜かれたとき、何度か自分の体が痺れるような感覚に自分でもビックリしている。いつもより感度が良くすぐにイッてしまった…




太輔「………なんであやまんだよ。」
A「だって、私、先輩の大切な人のこと……嫌って…ワガママなこと言っちゃったから。」




俺の…大切な人…


ああ…俺って…本当に最悪だ。


Aに、自分は大切じゃないって言わせてるようなもん


俺って欲張りなんだな、ふたりも好きになるなんて…




Aをもう傷付けたく無いと思った。





太輔「もう謝るの禁止…思ってること言っていいから…A…苦しむのだけはやめろ…」
A「なんで…なんでそんなこと言うんですか…私の気持ち…どうなるんですかっ…」
太輔「…ぇ」
A「どんどんどんどん太輔先輩に惹かれてる自分を止めることができなくって、でも雪先輩も好きだからこのままじゃダメだって何度も思った…。けど気持ちはどんどん膨らむ一方で…身体だけじゃなくて太輔先輩の気持ちも欲しいって…思っちゃったんですよ…っっ！！ すき…すきなんです…せん…ぱい…」





俺はこんなにもAを悩ませて居たのか… でもこんなにも全力で俺に当たってくれるのが嬉しいと思ってしまう。



初めての感覚…



蒸気なのか涙なのか分からないくらい顔がぐしゃぐしゃになっていた、
可愛いと思ってしまった。 …。




太輔「…抱いていい？」
A「へ…？」




太輔「抱くから…」





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