⚽最終話(※原作沿いではありません) ページ39
｢ただい…A？俺なんかした？｣
私たちは大学生になりました。
青い監獄から帰ってきてもサッカー三昧の彼に愛想を尽かしてしまった訳もなく
ただ、私は玄関で仁王立ちでたっているのでした。
これを報告すべきか、しないべきか迷ってしまった結果。
｢あー、愛想を尽かされたんじゃない？A、俺のところにおいで？｣
｢馬鹿！何言ってんだよ、俺のAだっつーの！凪！｣
｢俺たち一緒に住んでるし心変わりしたって変じゃないじゃん｣
｢お前、居候してるだけだろ…？｣
二人の仲も特段良くなって帰ってきて、誠士郎は私たちが同居しているところに居候しています。
何となく、高校の時を思い出して気まずくなるかと思っていたら
余りにも誠士郎が普通にしてくれたおかげで私の気まずさも段々薄くなることが出来た。
…と、そんなことよりも報告を彼にしなければいけない。
｢玲王くん、誠士郎｣
｢お、おう｣
｢んー｣
｢だ、大事な話がある、リビングに｣
緊張のあまり、社長みたいな口調で2人を呼び出し座らせる。
私は何様なのかと思いながらも、深呼吸をして口を開いた。
｢…できた｣
｢ん？なにが？｣
｢A、主語がないよー｣
｢子ども…出来てた…！｣
どんな反応をするのか怖くて仕方なく目をギュッと瞑ると
ガタッと椅子が動く音がした。
｢ま、マジ？｣
その言葉に頷くと玲王くんの方から鼻をすする音がした。
｢あ、玲王泣いてるー｣
｢ばか！あったりめーだろ…！｣
｢名前、凪太郎にしよ｣
｢ぜってー、却下｣
そんな会話を聴きながら私は唖然としていると
玲王くんが私を抱きしめた。
｢絶対守ってやるからな、Aも｣
｢凪太郎も｣
｢お前いいところで茶々入れんなよ｣
｢ちぇー、でもま、おめでと、二人とも｣
沢山愛していると告げてくれる玲王くんに私もだよと沢山言い返すと
玲王くんは、俺はそのもっと倍だと誠士郎がいる前とかそんなの関係なしに
私に沢山キスをしてくれた＿＿＿＿
＿＿＿＿fin
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もむ(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» 大分お返事遅くなり申し訳ございません……！咲夜さん、読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (11月10日 20時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (10月29日 18時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年10月11日 21時
