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｢玲王くんがいるから応援団になっただけだから｣
放課後、応援団で集まることに。
私ともう1人の女子の応援団は、私に嫌がらせをしてきた子だった。
神様はいるのでしょうか？元々孤立してしまっている私だけど、応援団の女子の中でも孤立してしまうのでは無いかと思うと気が滅入ってしまう。
｢あっ、玲王くん、凪くん、よろしくね！｣
｢おー、Aに何もすんなよ｣
｢……｣
｢何もしないよ…！私、すごく反省してるもん｣
そう言って私の手を握ってくれるのだけど、されたことを思い出してしまって
この子には申し訳ないとは思っているけど震えてしまう。
妙に力が強い気がするのも気のせいではないだろう。
｢凪くんも、よろしくね？｣
｢凪、なんか返してやれよ｣
｢口開くのもめんどくさーい｣
そう言うと、誠士郎は私の方に来て腕を引っ張る。
自然と女子とは手が離れて助かったと思っていると
｢俺が守ってあげるから、そんなに震えなくていいよ。A｣
｢誠士郎…｣
｢俺はあんな女と仲良くするつもりない、話すつもりもない。A以外の女子と話すのなんてめんどくさい｣
そう私だけに聞こえるように言いながら私の頭を抱えるように誠士郎の方に寄せると、優しく抱きしめてくれた。
誠士郎の香りが私を安心させてくれる。
幸いにも教室には私達しかいなくて見られても玲王くんと彼女だけだ。
恥ずかしいは恥ずかしいけれどそれでも、安心するのは間違いない。
｢凪、俺と交代｣
｢玲王はそっちで楽しんだら？いやだし｣
｢あ？誰が楽しんでるって？｣
｢普通に話してたじゃん、俺はAにあんな事した女となんて話したくもないね｣
正直、そう言ってくれるのは嬉しい反面
私のせいで彼女を無視したりしたら、彼女と同じことをしてしまっているのでは無いかと思ってしまって気が引けてしまう。
彼女の度胸は尊敬に値すると思っている、苦手だし、あまり私は得意とは言える人種では無いけれど
いくら玲王くんが好きだとしても、1度嫌がらせをしていたことがバレていて、その親友も一緒にいたら私は絶対に行けない。
嫌われていると分かっているから。
孤立すると分かっているから、何をしてもきっと信用して貰えないと分かっているから。
｢…Aは、そういうの嫌がると思ったからだよ。｣
誠士郎の行動は嬉しい。守ってくれているのがすごく伝わるから
でも、玲王くんの行動も、嬉しい。
私の心を理解した上での行動をしてくれているから。
どっちが正しいということは無いけれどこれから大変になりそうな予感だけはする。
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もむ(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» 大分お返事遅くなり申し訳ございません……！咲夜さん、読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (11月10日 20時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (10月29日 18時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年10月11日 21時
